亦不知其所終 田中久三 aka 田中紀峰のサイト。

Archive for the ‘詠歌’ Category

立ち飲み

03.04.2010 · Posted in 詠歌

立ち飲みに並べる人の四方山のたはごと聞くもあはれなりけり

妻や子や親はらからが諫むれど呑ままほしきは酒にぞありける

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中野重治

03.02.2010 · Posted in 詠歌

おまえは歌うな

おまえは赤ままの花やとんぼの羽根を歌うな

風のささやきや女の髪の毛の匂いを歌うな

すべてのひよわなもの

すべてのうそうそとしたもの

すべてのものうげなものを撥き去れ

すべての風情を擯斥せよ

もつぱら正直のところを

腹の足しになるところを

胸さきを突きあげてくるぎりぎりのところを歌え

たたかれることによつて弾ねかえる歌を

恥辱の底から勇気を汲みくる歌を

それらの歌々を

咽喉をふくらまして厳しい韻律に歌いあげよ

それらの歌々を

行く行く人びとの胸廓にたたきこめ

知ってる。 詠んだことあるよこの詩。 悪い詩じゃないよ。 まあ良いんだよそういう、プロレタリア文学というものがあって、 マルクス主義者で共産党な詩人がいるのは。 しかし、中野重治に本居宣長を批判させてそれを解題に載せるというのはかなり悪意を感じないか。 公平な態度とは言えない。

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03.01.2010 · Posted in 詠歌

酒を詠める歌一首。

身をこはし心もくるふものなれど夜ごと飲まではをられぬが酒

別にまだアル中ではないと思う。

若山牧水は43才で急性胃腸炎+肝硬変で死んだそうだな。

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賤の心もしづごころなし

02.27.2010 · Posted in 詠歌

牧水のまねをしてみた。今は後悔してる。

居酒屋のともしびともる夕暮れは賤の心もしづごころなし

ええっと。 敢えて解説すれば本歌は吉田松陰の「賤の心は神ぞ知るらむ」と、 紀友則の「静心なく花の散るらむ」です。 で、賤と静をかけるのは静御前の歌があって、以下省略。

をちこちの夜の巷をはしごしてまずは立ち飲み次は居酒屋

本歌は大村益次郎の「朝顔の花のようなるコップにてきょうも酒々明日も酒々」。 のつもりだったが原型留めてないな。

しづのをは夕暮れ時も待ちかねてはや立ち飲みの戸をくぐるらむ

夕さればやうやく店は開きつつまずはいづちへ行くべかりける

居酒屋の数そふ町にわが住めば夜の宴のつひえもおほし

夜ごと飲む費えはさすがおほけれど他にこれてふたしなみもなし

知り合へる人も増えたり世の中に交はらむとて飲むにはあらねど

デブ。

痩せしとき買ひたる細きジーンズの今は履けなくなりにけるかも

細ければえも履かざるを痩せたらばまた履かばやと積みておくかな

米もうまし佃煮もよしと食ふほどにけふもいかほどわが太りけむ

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伊豆急

02.25.2010 · Posted in 詠歌

伊豆急って東急の子会社なんだ。 伊東から小田原まではJRに乗り入れてるんだな。

なるほど。下田や修善寺に行くには「踊り子」か「スーパービュー踊り子」に乗るのが結局速くて安いわけだな。 途中まで小田急使えるから余計に安いわな。 思ったよりも安いんだなこれが。 ていうか御殿場線周りで行くのが間違いだ罠。 これからはもっと伊豆急をばんばん使って行きたい気持ちでいっぱいになった。 修善寺は乗り換え多いから狙って「踊り子」に乗るのが良さそう。

まがなぢに乗りて行きたし伊豆駿河かべに貼りたる地図を眺めて

たまくしげ箱根越えれば伊豆山に出で湯の里の数そへるかも

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やまとのつち

02.21.2010 · Posted in 詠歌

和歌にはまだ何千年の寿命があるかもしれぬのに、 王朝時代までに和歌を封印しようとした丸谷才一は、やはり許せぬ、と思った。 明治の歌人たちの実験など笑って許せば良いのだ。 やまとうたは、日本という国の連続性の象徴なのである。

大和の土を詠める:

日の本のやまとの国のあらがねのわが生ひ出でしうぶすなのつち

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ジーパン全滅

02.15.2010 · Posted in 詠歌

また太りだして、 新しく買ったジーパンがすべてはけなくなっていて困った。 そりゃそうで、 やせて腹回りが小さくなったから綿パンでなくてジーパンをはき始めたわけだから、 腹の太いジーパンなどはいても仕方ない。 またやせるしかない。

それにしてもだな。 太るとやはり力が出るのだよ。 歩くにしてもものを持ち上げるにしても。 ほんとは今くらいの体重がちょうど良いのではないかと思えなくもない。 やせながら筋肉を付けるか、 筋肉をつけてやせるかしないとやはりだめなのではないか。

つまりだな。100kgくらいあるやつが食事制限だけで70kgくらいにやせるのはアリなわけだが、 80kgくらいのやつが70kgにやせるというのは食事制限だけでどうこうなる問題ではなくて、 体質改善とか筋トレとかやんなきゃだめってことだろう。 でもジムに通ったりジョギングする気もないんだよな。

炭水化物を取ると一気に体重が戻る。 取らないと減ることは減るのだが、いつもひもじいし、 筋肉もどんどん落ちていき体力も落ちてる感じ。 するとさらに体重は減りにくくなる。 こりゃどうもだめそうだ。 なので75kgくらいに壁があるわけだな。

食べぬれば太るものとは知りながら忍ぶかひなき身こそをしけれ

食べざらば痩するものとは知りながらなど忍べども太りゆくらむ

おのづから腹の周りは肉づきて顔もまろしと人に問はれむ

寒さゆゑ籠もりがちなる冬の間は痩せむとすれど難しとぞ思ふ

暑さゆゑ夏のさかりはおのづから食はでたまゆら痩せにけるかも

酒を飲みものを食ふ身はいかばかり耐へ忍びても太りゆくらむ

食べじとて耐へ忍べども朝ごとに計りて増ゆる我が重さかな

けふもまた太りにけりなうまければ残さば惜しと食へるまにまに

うましとていたくな食べそ忍びたる月日むなしく太りもぞする

下手に外回りすると疲れてしまい脳が炭水化物の摂取を正当化してしまうのも良くないかもしれん。

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横浜

02.11.2010 · Posted in 詠歌

みなとみらいコスモワールド

むら雲のしぐれめきたる海辺には園生に遊ぶ子のかげもなし

みなとみらい桟橋

横浜の港を巡る船渡し風寒ければ賑はひも無し

ちょっと定家風に詠んでみた(笑)。

横浜中華街

横浜のもろこし町に立ち寄れどあわただしきは冬の夕暮れ

雑感

くれたけの世のなりはひにまぎれつつ暮らせる日々の惜しくもあるかな

はかもなく時を過ぐさばひととせも短かかるらむきさらぎの頃

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本居宣長

02.07.2010 · Posted in 詠歌

丸谷才一が、本居宣長は歌が下手だというので、すこし調べてみたが、うまくはないが、 そんな下手とも言えないなと思った。

ひとつ例を挙げれば

水無月に風に当つとてとり出ればやがて読ままくほしき書ども

とりいだせば、ではなかろうか。

朝夕に物食ふほどもかたはらにひろげおきてぞ書はよむべき

わろす。 返歌:

ものを食ひ酒を飲むとてかたはらに文をよみてぞたのしかりける

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越乃寒梅

01.25.2010 · Posted in 詠歌

飲み屋にて越乃寒梅を飲みて詠める:

春まだき雪の越路に咲くといふ梅にちなみし名負ふその酒

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