feedの整理

[前書いたこと](/?p=12966)と同じだが、
読んでるサイトのfeedがあまりに混沌としているので、
割とひまなんで(とりあえずモデリングくらいしかすることない)、
新たにdigg readerにアカウントを作り
(今までgoogleでログインしてたのをtwitterアカウントでログインし直しただけだが)、
そちらにどうしても読みたいものだけ移すことにした。

みんながまじめにウェブサイト作ってればフィードリーダーの時代は続いたのかもしれんが、
twitterとかfacebookとかに流れてしまって過疎ってしまった。
一番良いのはやっぱりみんながきちんとウェブを維持することだと思うが、
それがなかなかできないんだろうな、やっぱ。
しきいが高いってのかな。
フィードリーダーでサイトの更新チェックして読むというのは、
今から思えば新聞や雑誌の記事を購読しているのと一番近い。
記事の執筆にはそれなりに労力が必要で、誰もができるわけではない。
ということか。

twitter とかだと逆にアホな子がどんどん露出してきて、
それはそれで問題だ。
facebook は知り合いか知り合いじゃないのかわかんないやつから友達リクエストが来て、
誰だこいつとか考えるのが面倒なんでそろそろやめようかとも思う。

そんで田中久三というのは虚構の部分で、
リアルな自分というのもあるわけだが、
できるだけネット上の存在は田中久三の方に収束していったほうが幸せなんじゃないとか、
思わなくもない。
定年退職まであと20年切ってるわけで、
実世界では現状維持のままなんとかやりくりして、
よけいな冒険はしない。
こっちの世界でやりたいことやるというのでどうか。
できるだけ実世界から前倒しで引退してこっちの世界で遊びたい気持ちもある。

昔はだらだら実名で身内話とか書いてたわけで。
fj とかなら 1991年くらいからそう。
web だと 2000年くらいまではそんな書き方してた。
よく考えると今の twitter や facebook の使い方となんら違いない。

矯正視力は両目とも1.5以上と、たぶん生涯で今一番視力が良いのだが、
パソコンの画面が見づらくて仕方ない。
老眼鏡を買うべきなのだろう。
キンドルなんか読むときは裸眼で顔近づけて読めばよいが、
パソコン作業は画面全体を見なくちゃならぬ。
作業効率的にどうにもならん。

WP Social Bookmarking Light

このサイトは見ればすぐわかるが wordpress でできている。
wordpress を使い始めたのは tanaka0903 という名前を使い始めてだから、
2009年3月からだと思う。
それ以前は一時的にはてなダイアリーを使っていて、
それ以前のことはよく覚えてないが、たぶんHTMLじかうちだったと思う。
このサイトは1986年くらいまで補完されているが、
もちろんそんな昔からこのサイトがあったはずもない。
私は1994年からwebサーバーを立ち上げているんで、
おそらく日本でも最初期からずっーとwebに関わってる人間の一人だと思うんだが、
それ以前にはwebなんてものはかげも形もなかった。
ただ、1986年頃からすでに和歌を詠んでいたというのを見せびらかすために、
さかのぼって載せてある。

そんで当初は wordpress よりか movable type のほうが人気があったと思う。
周りでも wordpress よか movable type 使っている人が多かったように思うが、
wordpress にしといてよかった。
perl が嫌いという理由が一番大きい。
php も嫌いだったが知り合いに使ってる人がいて普通に使うようになった。
wikipedia だって php + mysql だしね。
趨勢は見えてたよな。
movable type で perl + postgresql とかでやってた人たちはそろそろ死滅したことだろう。

そんなことはどうでも良くて、
[WP Social Bookmarking Light](http://wordpress.org/plugins/wp-social-bookmarking-light/)
というのを使い始めたのはつい最近で、
twitter でつぶやけるようにしようと思ったらいろんなほかのSNSにも使える。
今まで、はてぶとツイッターで反応があったが、
検索してもよくわからん。
もしかすると非公開のはてぶとかツイッターで使われているのかもしれず、
単に検索に引っかからないのかもしれない。
facebook 反応ないんで削っておいた。
正直SNSをずらずら並べるのはうざい。
私自身ははてぶあんま使わないのだが使ってくれる人がいるようで、残しておく。
このプラグインの作者は日本人のようで、
ソーシャル・ブックマーキングという呼び名からしてやはりはてぶ関係者だろうと思われる。

ときどき過去記事を発作的に非公開にすることがあって、
それをツイートされているのを見つけた。
とくに非公開にするような内容ではなかったので公開に戻しておいた。
0903以前のものは当たり障りのないものだけが公開されているだけで、
実際にはもっといろんな雑記が残っている。

『特務内親王遼子2』はすでに減速しはじめていて前作『スース』には及ばないことはほぼ判明した。
『スース』はイラストを増やしてラノベ風にしたから読まれたのだろうかと思ったが、
単に女子大生がお酒を飲む話なので読まれたらしい。
てことはいくら pixiv とかと連携して cg 増やしても、
それだけでよそのラノベと同じくらいに注目されたり、
読まれたりするわけじゃない、ってことだ。

世の中、ラノベやミステリーが読まれる、
というより、kdp だろうが紙の業界だろうが、ラノベやミステリー以外は売れない、
というわけを、kdp やりながら我が身の上のこととして思い知っているところだ。

ある文学部出身の人がいて今彼はアーティスト兼デザイナーをやっているが、
彼は文章を子供の頃から書きまくっているが、自分のためだけに書いて、
人には決して読ませないという。
文学好きな人にはそういう人もいるのかもしれん。
私がキンドルで出版してあれやこれや売ろうとがんばっているという話をすると、
なんだか作家のようですねと言われる。

「文学」はともかくとして「文芸」というのは芸能の一種で、
落語や演芸のたぐいだと、最近は思っていて、
いかに人に読ませるか巧むところがたいへんでおもしろい。
だから世間一般のラノベやミステリーは確かに「文芸」だ。
せっかく書いたものは私の場合できるだけたくさんの人に読んでもらいたいし、
後世に遺したい。
後世に遺らぬものをいくらがんばって書いても死んだら終わりだと思う。
死んで終わりなら生きてるうちに楽しんだほうがましだ。
たくさんの人に読ませる技能の部分が「芸」だと思う。
ただその「芸」の部分にも何かの「アート」はあると思う。
「芸」と「アート」ね(笑)。

というか、読んでる人などいないと思ってたら意外といるらしいのでうかつなことは書けない。

ドアノッカー

一気に読んだ。
途中から、サスペンスの一種なんだろうなと思った。
最後まで読んで謎解きがなかったので少し困った。

後書きと[作者のツイッター](https://twitter.com/cowfieldtinysno)
も読んだが、
犯人は教えないとのこと。

勝手に推理したことを書くのは、
ネタばらしとは言わないと思うから書くが、
たぶんマモルクンは一種のトロイの木馬みたいなもので、
人が家にいるかどうかを犯人が確認しているのだろう。
マモルクンを買うということは独り暮らしだろうし、住所もわかる。
犯人が自分で宅配すればどんな住人か(性別、容姿)もわかる。
で、最初のほうに出てきたドアの営業の彼氏というのがマモルクンを通販している人物と同一、
というあたりかと思う。

で、さらにまあ余計なことを書くが(後で非公開にするかもしれない)、
こういう猟奇的な推理小説というのは、確かに一気に読ませるのには向いているのかもしれない。
私がイラストを入れラノベを偽装するのと同じで、なんとか読者に読ませよう、
読者を獲得しようという、営業の一種に思えてしまう。
だから純粋に物語の構築ということからは割り引いて評価してしまうとこが自分にはある
(作家の仕事とはなんだろう。読者へのサービスか。物語の構成か。それとも文章の巧みさか。全部か)。
最初の女性三人の会話がなかなかリアルで女性作家かと一瞬思わせたところもよくできてると思う。

私の場合、伏線を張るというのは推理小説の一種であり、
推理小説ですと看板を掲げるのは潔くないと思っている(つまり小説なんだから伏線くらいあって当たり前だという)。
で、伏線は必ず回収しないと気が済まないたちなんで、つまりそれが謎解きなわけだが、
謎解きくらいしてあげないと私の小説は難しすぎて読めないだろうという、
[強迫観念というか、不安](/?p=12926)みたいなのもある。

あと、男性作家なのに女性の表現がうまかったり、
女性作家なのに男性の表現がうまかったりとか。
若いのに年寄りの表現がうまいとかその逆とか。
現代人なのに昔のことをうまく書くなとか。
自分にはないものを一生懸命補完して書いてるところとか。
そういうのに加点してしまう傾向があるわな、自分には。
それはたぶん、私小説みたいなのは技術がなくても誰でも一発ネタで書けるってのと、
現代ドラマというものをテレビで見飽きていて反発を感じるせいだと思う。

feed reader

『特務内親王遼子2』だが反応はいまいち微妙。
ま、こんなもんか。
一冊ごとに、一喜一憂しても始まらんわな。
次に近々出す予定の『超ヒモ理論』は知人に手描きのイラスト描いてもらってて、
こちらの反応が気になる。
CGのが評判がいいか。
手描きのがいいか。
どっちも大して違わないか。
なんかいろいろ実験してるわけですね。

そんで google reader が死んでから結局 digg reader というを使うようにしているのだが、
いろいろフィードをまとめてまとめて、必ず読むのと、ひまつぶしに読むやつに分類して、
だいたいこのふたつのカテゴリーしかもう読んでない。
100あるかどうか。
で、必ず読むことにしたのが

* [カナ速](http://kanasoku.info/)
* [本の虫 江添亮のブログ](http://cpplover.blogspot.jp/)
* [ぼんのう](http://bonnoh.jugem.jp/)
* [カラパイア](http://karapaia.livedoor.biz/)
* [デイリー・ポータルZ](http://portal.nifty.com/)
* [ガベージニュース](http://www.garbagenews.net/)
* [Schuzak’s Blog](http://d.hatena.ne.jp/Schuzak/)
* [居酒屋礼賛](http://hamada.air-nifty.com/raisan/)

たったこれだけ。
カナ速は2chのまとめサイトとして読んでるというよりは、カナ速こみっくがカナ速に統合されたから読んでいるというのが99%。
本の虫は、過激な自由ソフトウェア主義者なので楽しく読んでる。
ぼんのうは、Andy山本という人が昔出したマエストロムジークというゲームがおもしろかったのと、最近心臓病で倒れたのが興味深くて読んでいる。
カラパイアは、ナショジオ的な気分で。
デイリー・ポータルはくだらない取材がおもしろい。
ガベージニュースは、まあ普通に興味深くおもしろい。ためになる。
Schuzak’s Blog は FPS 関連で。
居酒屋礼賛は飲み屋巡りの参考に。

特務内親王遼子2

CGをすべて clip studio と blender に移行して、 autodesk sdk 由来のプラグインとかも使わずに、
まあ完全商用利用可能な態勢が整ったんで、 せっせと続編書いてCGも描いて、 kindle で出すことにした。

同人出版のラノベに見た目は非常に近いが、 内容は全然ラノベではない。 「青春ラブコメ・ハーレムもの」に分類することも可能かもしれないが、 たぶん違うと思う。 どちらかと言えば近代アジアの軍事・政治ものというか。 『ジャッカルの日』とかそんな感じ?

遼子のモデルは川島芳子なんですけどね、 バレバレだけど。 安彦良和の『虹色のトロツキー』の影響を受けてないとも言いがたい。 タプイェンなんて麗花の丸ぱくりだと言われればそうかもしれん(麗花は李香蘭こと山口淑子がモデルであるという)。まあそこはオマージュってことで。いずれにせよ『虹色のトロツキー』なんてマイナーな漫画、一般人が読んでおもしろいともおもえんよなあ。

世の中に受け入れてもらえるのかどうかしらん。ていうか、変に狙い過ぎ、はりきり過ぎてて外してなきゃいいなと思う。

まだ続きがあるんで、実はストーリーはもうラストまでだいたい考えてある。勘の良い人(近代中国史に詳しい人)ならもしかすると部分的には予測つくかも。完全なフィクションですがね(一応のお断り)。『虹色のトロツキー』のオチとはだいぶ違うと思う。まあ、これまで書いてきた小説の同工異曲なんで、類推は可能なんだが、そこまで読んでくれている読者がいるとも思えん。

安彦良和はおもしろいよね。『王道の狗』『三河物語』『クルドの星』あたり。『麗島夢譚』は連載中だが、微妙。安彦良和はおもしろいのとおもしろくないのがあるから困る。日本神話ものはたいていおもしろくない。近代史がわりとよく、古代史や神話ほどつまらない傾向がある。『アリオン』も話としてはつまらない。『アレクサンドロス』は読んでみたいがつまらなかったらどうしようって感じ。外れなにおいがする。