smart tv box

なるほどそうか。
[smart tv box](http://www.kddi.com/personal/smart-tv-box/) って j:com の端末じゃなくて(そんなことないはずってことは少し考えればわかるわな)、
KDDI が開発したものだったんだ。
[cableplus.jp](http://www.cableplus.jp/smart-tv-box/)
というサイトもあるわけだが。
それで au のスマホと相性いいわけね。
ふーんふーん。
これはやっぱ買いかもしれんね。
au ユーザなら迷わず買いではなかろうか。

はつかに萌えし

> こころして朝ぎよめせよ若草のはつかにもえし九重のには

明治天皇43歳のときの歌。
なかなかいいなこれ。
歴代天皇の御製の中でもかなり良い。
ていうかこれ、天皇の御製なんだが誰の歌かわかるかって言われてわかる人いるかな。
「品川の海」とかなら明治天皇くらいしかいないからわかりやすいが。

五七調なところも私の趣味にあってるんだよなあ。

> かすがののゆきまをわけておひいでくる草のはつかに見えしきみはも

なるほどこれか。

上田秋成の誤解

> 願はくは花のもとにて千代も経むそのきさらぎの盛りながらに

これは宣長の歌で、明らかに西行の歌

> 願はくは花の下にて春死なむその如月の望月の頃

を本歌としたものである。
宣長らしいおもしろい返し方だ。
上田秋成が、宣長の

> 敷島の大和心をひと問はば朝日ににほふ山桜花

を批判しているのだが、

> 大和魂と言ふことをしきりに言ふよ。どこの国でも、その国の魂が、国の臭気なり。 おのれが像の上に書きしとぞ「敷島のやまと心の道とへば朝日にてらすやまざくら花」とはいかにいかに。 おのが像の上には尊大の親玉なり。そこで「しき島のやまと心のなんのかのうろんな事を又さくら花」と答へた。

宣長は、賀茂真淵や平田篤胤とはまったく違う意味に「大和心」「大和魂」
という言葉を使っていた。
「大和心」「大和魂」がもともと源氏物語や赤染衛門の歌に出てくるように、
それはもとはといえば女言葉であり、
平安時代の日本の女性的な心をさすものであった。
特に「漢学」に対する言葉だった。
宣長はもちろんそういう意味で使っている。
漢心(からごころ)、漢才(からざえ)に対して大和心という言葉を使っている。
そのことを指摘したのは小林秀雄だったと思うが今ちょっと良く思い出せない。

宣長が「大和魂」などという言葉を使ったのだろうか。
使った可能性もあるが、
それは「たをやめ」の「弱く女々しい心」という意味に使ったはずだ。
敷島の大和心とは何かと人に問われれば、
それは「朝日ににほふ山桜花」をひたすら愛でる、私のような、女々しい心のことだ、
と解釈しなくてはならない。
宣長が詠んだ大量の桜の歌をみればその気持ちを補完できるだろう。

宣長は復古神道の創始者(の一人)ということになってしまった。
だから「敷島の」の歌も誤解されている。
秋成も誤解した。
ただし秋成は「正しく誤解」している。
つまり宣長があんまり外国よりも日本を崇拝するのが気持ち悪いという意味で言っている。
宣長にしてみれば国学の重要性を強調したいが故に、極端な表現をした。
それくらい当時の漢学崇拝は空気のように自然であり、宣長は孤立無援だった
(ある意味今も宣長はほとんど誰にも理解されていないという意味で孤立無援である)。

しかし宣長の弟子の国学者たちは「間違って誤解」した。
大和心、大和魂を日本男子の猛々しい心だと考えた。
平安時代より前の武人の心だと解釈した。

そしてその誤解が宣長を余計に有名にしてしまった。
すべては後の世の人たちの仕業である。

ちなみに和歌のことを「敷島の道」などと詠み始めたのは足利尊氏ではないか。
少なくとも彼がその一人であるのは間違いない。
尊氏も武士からぬ女々しい和歌を詠んだ。
大量に詠んだ。
室町時代に勅撰集がやたらと作られたのは尊氏のDNAのせいだろう。
彼が和歌好きだったのは間違いない。
実は周りの武士団が勇ましいだけで、
その真ん中にいた尊氏はほんとに女々しいだけの人だったかもしれないと思う。

追記:
昔の記事を読み返すとほとんど同じことを書いていた。
[国意考](/?p=4098)。

ついでに[敷島の道](/?p=13857)。

誤字脱字

私の場合、特に最初の頃は、小説の筋を考えながら書くという癖があったから、
なかなか筋が収束しない。
一番ひどいのはアルプスの少女デーテで、2008年頃からちょこちょこ書き足している。
最初から決め打ちで書き上げたのは「エウメネス」「紫峰軒」くらいで、
わりと最近のものである。
どちらもどこかの新人賞に応募した。
一応新人賞に応募する小説としての体裁を整えてから書き始めている。
投稿したあとは書き換えられないもんね。
でもパブーやキンドルに出すときにはまた書き換えたりする。
一度ボツにしたやつをほとんど新作といえるくらいに書き換えてまた出すこともある。
或いは途中までで放棄したやつを他の小説の小ネタに使い回したりとか。
そういや、超ヒモ理論は私がまだ大学生だった頃に書いた漫画が元ネタだ。
それに新しいネタを足して合わせ技で小説に仕立て直した。

「紫峰軒」は応募した最後だ。
「紫峰軒」自体はそんな一般受けするような話じゃない。
でももう新人賞は諦めた。
新人賞には頼らないと決めた。
昔は新人賞に応募したあとパブーで公開してた。
いまはいきなり kdp に出している。
新人賞に応募して落ちたやつを kdp で出版するという個人作家がいてもおかしくないと思うが、あまりみかけない。
或いはそう表明してないだけか。
じじ臭い言い方だが、若い人は、kdpでいきなり出版せず、まず新人賞に応募すればいい。
もったいない。
年寄りが新人賞に応募してもいいことはない。
年寄りはひねくれているから出版社のいいなりにはならないし自分の書きたいことを書きたがる。
作家としてデビューするためには何でもやる、などとは、少なくとも私は考えない。
若者ならどうだろう。

いずれにしても、書く前からすでに完成していたと言えるのは、「エウメネス」「紫峰軒」くらいからなんだが、そういえば「エウメネス」には後書きを追加したな。うん、一度で確定してないじゃないかやっぱり。

そもそも最初の頃は自分がどういう文章を書く人間かということすら自分で把握してなかったので、とにかく書き始めてみるしかなかった。
小説を書いてみて改めて自分がどういう人間か再確認してる感じ。
コンテやネーム、企画書なしにいきなり書き始めるタイプ。
今もけっこう途中で仕様変更しながら書いている。

何度か校正すれば誤字脱字はなくなるはずだという指摘をされることがあるが、
書き換えているうちは新たな誤字脱字が発生するので、何度読んでもなくならないのである。
それは言っておきたい。
よく書き換える人ほど間違うだろうと思う。
一度書いてそのままだとあまり間違えはおきない。
書き換えた箇所に間違いが起きるのだ。
書き換えるということは追記したり良い表現に訂正したりする。
時間的にも文言もつぎはぎなのでどうしても間違いが混入する。
だから、小学生の書き取りの間違えと一緒にしないでほしい。
間違いを見つけたら、ははあ作者は、ここで何度か文章を書き換えたらしいな、と考えてほしい。

kdp 作家の文章に誤字脱字があるのはある意味当然で、
市販の書籍でも初版第一刷にはやっぱりある。
紙の本も一応書いたことがある私がいうんだから間違いない。
編集が校正して完全にミスを無くしてくれるわけではない。
[小谷野敦氏](http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/)だってブログでしょっちゅう訂正している。

誤字脱字が無くなるのは初版第一刷以後の、「書き終わった」本を読んでいるからだ。
個人出版なんだからそのへんの間違いを指摘されても困る。
もすこし違うところを指摘してほしい。

このブログなんかも単なる書き切りの日記ではなくて、
何度も書き直したり書き足したりしている。
エッセイの草稿みたいなもんだな。
ブログ記事をまとめて小説書くこともあるしな。

ちなみに安藤レイは太宰治賞の[一次選考](http://www.chikumashobo.co.jp/blog/dazai/entry/719/)
に通ったことがある。
これも落ちてからかなり追記した。
安藤レイにしてもそうだが、もしあのとき心臓の除細動で死んでたら、
今出版している小説の多くは世に出なかったことになる。
そう考えると何か不思議だ。
あれで死んだとして完全な形で残せたのは「将軍放浪記」くらいということになるが、
あれもかなり加筆したからな。

ネット環境

昔々このブログを置いていたサーバが自宅サーバーだった関係で、NTT bflets + アサヒネットの固定IPでずーっとやってきて、今もアサヒネット、
でも、固定IPも自宅サーバーもやめてしまった。
だから固定電話も NTT である必要はすでにない。
アサヒネットの営業電話がかかってきて珍しいなと思ってると、wifiルータ(wimax)使いませんかと言われてなにげに使い始めてもう2年以上使っていた。

wifiルーターは便利なんだが、
スマホのテザリングあればいらないからまあこの際やめてもいい。
それなりの額を自動引き落としされているわけだから、
その分テザリング代に回せばいいわけで。

でまあ今 au だと sony xperia z1 なんかに機種変更すると7万円くらいかかるのな。
高いなあ。
でもスマホ1台あると何でもできるしな。
そろそろかなあ。

au と j:com だけにするかなあ。

twitterアプリはtwitterのサイトで一度認証しないと続けて使えないだけだった。アプリ自体が対応してないんじゃなく。しかしなら自動でtwitterに飛べよと言いたい。