鐘の音寒き浅草寺

今書いている小説はほぼできあがった。
主役は新井白石。
ヒロインは将軍家継の生母・お喜世の方。
たぶんこのパターンの話は今まで無いはず。
しばらく一人称の話ばかり書いてきたので、リハビリを兼ねて、今回は三人称で書いてみた。

どちらかと言えば短編。応募〆切が直近の新人賞に応募する予定。
余りこてこての歴史小説にしたくなかったのだが、加筆しているうちにやっぱり蘊蓄君がてんこ盛りになってしまった。
ていうかピュアな歴史小説書いたのは久しぶりではなかろうか。
現代小説ばかり書いていて疲れた。
やはり一番書きたい歴史小説でリベンジする。

清元節(?)を使おうと思うのだが、著作権的に問題があると困る(時代的には問題ないのだが、適当にネット検索で拾うと何が混じっているかわからん)のと、
ストーリーにぴったり歌詞をあわせるため、
一つでっちあげることにした。

浮かぶ釣り船 帆掛け船
行き交ふ人や 誰ならむ
むすべば消ゆる うたかたの
一夜うたげの 江戸湊
かなたこなたに 寄る波の
枕さだめぬ ちぎりもや

冴ゆる月夜の 浦風に
さやぐ岸辺の 芳原は
秋のなごりの あともなく
川面に落つる むら時雨
鐘の音寒き 浅草寺
いつしか雪に 降り変はる

ていうか、演歌だな。演歌の源流は浄瑠璃か歌舞伎だわな。
和歌が詠めれば苦も無く作れる。
ていうか、漢詩に比べれば全然楽。

似たような言い回しがあると嫌だなと思ってネットで検索しながらやってるが、
こういうのは案外無いのかもしれん。
一部孝明天皇御製など使わせてもらってる。

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