真夏の生ビール

真夏に生ビールを飲むと店によってはまずいことが多い。うまいと思っていた店が急にまずく感じることがある。
いろいろ考えてみるに、タンクは常温で設置されていて、それがビールサーバーで冷やされて出てくるのだから、
気温が低ければタンクがたとえば一週間はもつとしても、
真夏日や熱帯夜などで暑ければ一晩でダメになるのかもしれない。

だいたい厨房というところは熱がこもって余計に暑くなるものである。
営業中はエアコンを入れててもそれ以外の時間帯はずっとタンクは熱せられる。
ビールが傷んでもおかしくないだろう。

春夏秋冬常にまずい店というのは、店の管理状態も問題かもしれないが、卸している酒屋も疑うべきかも知れない。
だいたい生ビールのタンクの賞味期限は一週間ほどらしい。
ビール工場から酒屋へ。酒屋から飲み屋へ移動し、飲み屋で何日で一つのタンクが空になるのであろうか。
工場出荷からあっという間に一週間が経過してしまうことも当然あるだろう。

そういうわけでビールが傷みにくい冬場が実は生ビールは一番うまい、ということになる。
瓶ビールは栓を抜くまではそれほど傷まないのではなかろうか、という気がする。
夏だからとむやみやたらに生ビールを飲む連中は実はビールの味などわかってないのではないか。

それで安全策を採って瓶ビールを頼むとぬるかったりして痛い目にあうのです。
今時ぬるい瓶ビール出すところとか信じられないじゃないですか、でも田舎では普通です。
むしろぬるい瓶ビールは田舎の象徴。

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