貴族の次男

Camillo は貴族の次男であり、
本人は貴族だが、自分の子孫に相続する所領がないから、
子孫を残すと大変こまったことになる。
つまり結婚できない。
結婚しても良いが子供を作れない。
欧州貴族は普通男子も女子も所領を相続する。
所領が王国なら王や女王になることもあるわけだ。
だが相続するのは普通長男。男子がいなければ長女。
一子相伝が普通だ。そうしないと所領がどんどん細分化されてしまうわな。

で、おそらくだが、次男はよっぽど戦争で手柄を立てない限り新しい所領を獲得することはできない。
だから愛人がいても結婚はせず、もし私生児が生まれたら、長男の養子にするか、
そもそも長男の嫡出子として育てるのではなかろうか。
特に長男に実子がなかなか生まれない場合など。

Camillo の兄 Gustavo には Augusto という息子がいたわけなんだが、
もしかすると Augusto は Camillo の実子かもしれない、
などという話も作れそうなわけである。

JSバッハもずいぶんたくさん子供を産んだが一度に一人の妻しかもってない。
これもまたJSバッハ自身がたくさん愛人を持っていたからというよりは、彼の弟たちの子供を自分の子供として育てたせいではなかろうか。

などと想像できるのである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA