高校生の頃は中島敦と小室直樹をよく読んだ。
この二人に共通しているのは学者タイプだということだろう。
夏目漱石や太宰治は学者というよりは文人だ。
ただし、中島敦も小室直樹も、かなりエキセントリックな学者だ。

今は頼山陽や本居宣長などをよく読むが彼らも文人ではあるが、学者だ。
エキセントリックな学者だ。
平田篤胤までいくともはや学者ではない。単なる思想家だ。

大学教員で作家という人は多いが、あまり読みたい人はいない。
森鴎外や永井荷風も大学教員だったが、そんなむちゃくちゃ好きなわけではない。
森博嗣もそうらしいが私の琴線には触れない。
丸谷才一も一時期大学教員だった。
そういえば丸谷才一もよく読んだなあ。

あと、内村鑑三も好きだった。
好きだったけど今読むとあり得ない作り話を書いている。
小室直樹もそうだ。
この辺が高校生の頃ストライクゾーンだった人はあまりいるまい。

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