妻が僕を選んだ理由(再)

今もちょっとずつダウンロードが続いており、
一番最初の頃有料で買ってもらったのとプライスマッチで0円で落としてもらったのを合わせて
671。
多いようなそうでもないような。
でも、1000ダウンロードまでいったら少しは祝ってもよいかもしれない。

たぶん「ロマンス」のジャンルで目立っているので、
ダウンロードが減りにくいのだと思う。
そうすると「SF」でも浮上するから、どれ落としてみるかという人が出る。
そう思ったから表紙も「ロマンス」風に変えて、
内容も「ロマンス」風に書き足してみたりした(笑)。
具体的には、メアリーとの会話などの描写を細かくし、
サブキャラのナターシャとの逸話を増やした。
気付いてみるとナターシャはなかなか面白いキャラだ。
ただこれ以上話を膨らませるには私には知識も経験も不足している。

知り合いに結局メアリーはどうなったのかと聞かれたのだが、
彼女は she has vanished であって、
作者としても彼女の結末は undefined なのである。
ディープラーニングの研究者にディープラーニングの仕組みがわからないように、
電脳の海に沈んだメアリーがどうなったか、私にもわかるはずがない。
その他いろんな裏設定があるが、書かずに済ませていることが多い。

読む人が読めばばればれなのだがこの作品は直接的には
fallout: new vegas の影響でできたものだ。
もともとは「ジオコミューン」というタイトルで、
メアリーの正体を推理させつつ読み進ませるというものだった。
しかしどんどん加筆したのは、あまりにも fallout に寄りすぎてると感じたので、
それ以外の要素を増やしたのである。
またあとから「ロマンス」の要素をどんどん足していった。
「ロマンス」だと思って落とした人にもそれなりに満足してもらえるように。

進化論についても調べていくうちにいろいろ追記しなくてはいけなくなった。

結果的には、何度も塗り重ねた厚塗りの油彩画のようになった。
自分でもなんと形容してよいかわからない代物になった。

私は子供の頃油絵もやっていたのだが、一日で一気に描くことが多いが、
気に入って何度も塗り重ねることもある。
今回は後者になった。

読む人が読めばすぐわかるから書くけど、
メアリーの会社はロサンゼルスにある。
砂漠というのはモハビ砂漠のことで、ばかでかいダムというのはフーバーダムのことだ。
軍用機が飛んでいるのはネリス空軍基地があるから。
メアリーの生まれ故郷はラスベガス、だということになる。

でまあ、fallout のファンが私のこの作品に巡りあうことってあるのかね?

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