ヤマザクラとミドリヤマザクラ

[さくら品種図鑑](http://www.pref.ishikawa.jp/ringyo/sakura/index50.htm)、
[桜花譜](http://www2.mmc.atomi.ac.jp/web01/Flower%20Information%20by%20Vps/Flower%20Albumn/ch1-cherries/yamazakura.htm)等々を見ると、
山桜には主に「ヤマザクラ」と「ミドリヤマザクラ」がある。
私も近所の公園をぷらぷらと歩いてみたが、
新しい葉の葉緑素が足りずに赤みがかって、
一見枯葉のようにもみえる桜の木がある。
こちらが吉野山などの「ヤマザクラ」なのだろう。
一方で青々とした葉の「ミドリヤマザクラ」というものもある。

ヤマザクラの美しさはおそらく、花の白さ、花芯や軸の赤さ、新葉の茶、赤、黄色みがかった緑まで、
さまざまな淡い色合いが混じり合い、
それらが山全体にわたって咲いているようすなのだろうなと思う。

ソメイヨシノは枝が横へ横へと広がっていく。
ミドリヤマザクラもだいたい同じような形になる。
どちらも花が間近に見れて、観賞用には良い。
しだれ桜などはさらに花が目の前まで垂れてくる。
しかし、「ヤマザクラ」は枝が上へ上へと伸びてたいへんな高木になり、さらにその梢に花が咲くので、
花自体をよくよく見るのは難しい。特にやぶの中に生えているものは、他の雑木と競うから、
よけいに上に延びる。写真にも撮りにくい。
池の岸辺などに生えているものは、これも池の真ん中の方へ伸びてそこで咲いている。
やはり写真にとりにくい。
日本原生種の古態を留めていると言えば言えよう。
とまあそんなわけでまだ満足のいく「ヤマザクラ」の写真がとれてない状況ではある。

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