養子

江戸時代は、いやつい最近まで日本では、家を絶やさないために養子をとることが多かった。
家が産業であり(学者の家ならば学問でもあり)、家が財産であり、家が共同体であったからだが、宣長も大平を養子にしている。
大平が弟子の中で特に良く出来たからでもあろうが、実子が眼病で、家業を継がせられなかったからだろう。
玉勝間を読んでいると、11の巻に「本生の父母」という話があって、
実父実母というのは、養父母の方を虚構のようにみなす心ばえであって、よろしくないから、
養父母に対して本生の父母と呼んではどうかなどと書いている。

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