ジャンル

現代の小説は極めて細分化されている。
それぞれの分野にそれぞれのファンが居て、それを専門とする作家がいる。
さらにそこからファンが二次創作を作っていく。
そうするとさらに細分化が進む。
こういう現状だ。

しかし、そんな小説は書きたくもない。
たとえば前半部分は政治小説だが後半から恋愛小説になるとか、
現代小説の中に歴史小説がいくつも埋め込まれているとか、
とにかくジャンルをかるがると超えてわたりあるくようなそんな小説が書きたいわな。
人にも書けるような小説を自分がわざわざ書く必然性があろうか。

たぶん自分の中にそういう「ジャンル」というものに対する嫌悪感、
否定したい衝動があるのだな。
これはどうしようもない。

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