ガエータの戦い

[Siege of Gaeta (1860)](http://en.wikipedia.org/wiki/Siege_of_Gaeta_(1860))を読んでいたのだが、

> Some of the Sicilian troops were Swiss soldiers.

などと書いてある。
スイス傭兵はすべてフランチェスコ二世によって解雇されたのではなかったのか。
スイス傭兵からなる親衛隊は解散したが、スイス傭兵の一部は王軍に残ったということか。
なかなかしぶといなスイス傭兵。

多分、真相はこんな具合だっただろう。
スイス傭兵からなる親衛隊の中でも、王党派と統一派が居た。
統一派はイギリスやサルディーニャにそそのかされて「待遇改善」という名目で1859年6月7日暴動を起こした。
王フランチェスコ二世は、待遇改善を約束してなだめたが、王軍の将軍Alessandro Nunziante によって鎮圧された。
王は、親衛隊の維持を断念し、解隊した。
しかし、なおも王に仕えたいと申し出たスイス傭兵を王軍に編入した。
彼らはナポリを落ちた王とともにガエータ要塞に立てこもり、最後まで王とともに戦った。

Visited 3 times, 1 visit(s) today

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA