山谷辺りまでいくと安いホテルがあるんで、衝動的に予約して、浅草で飲んで山谷に泊まって南千住から朝帰りするってのをやってみたのだが、朝のラッシュに巻き込まれるのがけっこう辛い(あと、山谷から南千住駅へのアクセスが虚無すぎる。距離的には近いのにメンタルをやられる)。
2日がかりで、10時のチェックアウトまでダラダラしてその後二日目も浅草で遊んで昼過ぎに帰るというのならまあまあ良いかもしれんなとは思った。しかしそれはよほどヒマなときくらいしかできない。
チェックアウトが朝5時くらいならそれでも良いなと思ったがフロントに人がいないので7:00にならんとチェックアウトできないというのが地味につらい。
結局、浅草で適度に酔っ払ったらそのまま電車で職場に戻って寝るほうが楽だな(少なくとも時間の節約になる)ってことに気づいた。浅草から山谷まで移動するのも時間かかるし。銀座線はやっぱり便利だ。
浅草駅は本当に謎だ。カオス。銀座線は出口2か3、到着ホームによっては出口4から地上に出ることになるだろう。本来は出口6か出口8が一番便利なはずなのに例の地下街のせいで近寄りがたい。私は全部わかって上で出口6を使っている。東武に乗り換える人などは出口7を使うかもしれない。
とにかく銀座線浅草駅は死んでいるが、都営浅草線の浅草駅はさらに地獄だ。東武浅草駅は比較的まともだが、押上駅が死んでいる。これも都営浅草線がらみ。なまじ古くできた路線なのでもうデザインがむちゃくちゃ。まあしかしそれを言ったらもはやとっくに耐用年数を過ぎているのはあの地下街なんだよなあ。それもこれもふくめて浅草と諦めるほかない。いっそのこと6区の映画館も残しておきゃよかったんだ。ほんとwinsは邪魔。しかしあれを目当てに浅草に来る人、その客をあてにしている店も多いのは事実。
あの地下街はもともと、新仲見世通りの有志が資金を募って作ったものだった。銀座線から新仲見世通りに地下道で直結することによって客を新仲見世通りに誘導したかったのだ。地下街を北に二天門まで延長しようとしたが、浅草寺には表参道からおまいりすべきだ、東参道からおまいりしちゃダメだなんてことを言ったのは、要するに、新仲見世通りを経由せずに地下街だけ商売が繁盛しちゃなんのために出資したのかわからんということになるからだ。それに決まっている。
昭和30年というから私が生まれるよりも10年も前に出来た狭い地下道で、老朽化が進んでいてもう完全に活動限界を超えてる。出口6も狭すぎる。もっと太い道を通すべきだったのだが、戦後まもなくの日本経済にそんな余裕があったはずがない。でもいまさら再開発して快適にしてしまって、あの昭和の味わいを潰すのか。そうして新宿南口も、渋谷も、すっかりつまらなくなってしまった。いっそのことあと30年あのまま放置して100年そのまんまな地下道ってことにすれば面白いアトラクションになるのではないか。
エアコンをつけたのも去年の夏からでそれまでは暑くても適当に扇風機や簡易空冷装置を回しているだけだった。何もかもが遅すぎるのだがその対応の遅さがあの地下街を今まで残してくれたのだ。森ビルの社長ならなんのためらいもなくスクラッチアンドビルドしてしまうだろう。
それにしてもあの漏水はひどすぎる。
しかし、二天門まで延長するということは今の地下街の10倍くらいの長さにしようとしたわけだから、それはそれで是非見てみたかった。ものすごい昭和遺産になったに違いない。