梅颸詩抄

「梅颸日記」は見延典子の「すっぽらぽんのぽん」などである程度わかるのだが、原本を見るのはちと難しいようだ。「梅颸詩抄」は入手困難。そもそも「颸」がOPACで検索できない。困った。山陽が江戸に遊学するときに梅颸が詠んだという歌

不二のねも あふみのうみも 及びなき 君と父との 恵み忘るな

うーん。悪くはないが儒教臭く説教臭くて、歌としての雅やかさがない。こんなこと母親に言われたらもううんざりする。富士山や琵琶湖をいきなりもってこられても、っていう。他の歌にも当たってみないとわからんが。

返歌

たのもしく おほしたてたる たらちねの 親の心ぞ 憂かりけるらむ
もののふの 家に生まれし 子にしあれば 親のをしへぞ そむきかねつる
子を思ふ 親のこころは たふとくも かつ苦しきは 子の心かな

追記20260927

頼山陽全書 全集 附録 梅颸日記