銭Kindle版

KDPじゃなくて、エンターブレインから出ている本なので、何冊売れたのかわかりません(笑)
銭とSS-4

とあるので、比較のために買ってみる。サンプル部分ではよくわからんかったから。紙の本はたぶん全部買った。もう処分したけど。

文字はそのまんまみたいだな。金払ってあるんだろうな。でもあんまり読みやすくない。 文字はきちんと打ち直した方がいいんじゃなかろうか。 スクリーントーンは明らかにグレーに直してるな。 一手間かけてる感じ。

古い漫画の電子化って実はけっこうめんどくさいんじゃね。

架空とは言っても、実は取材してドキュメントで描いている漫画より、本当のことが描けるのがフィクションの強みなんですね。

わかるわかる。特に鈴木みその場合はそうだなー。

限界集落温泉

鈴木みその「限界集落温泉」は第1、2巻をすでに紙媒体で買っていたのだが、全4巻Kindle版で買い直す。

フォントは契約があるので使えないよ。出すなら文字を打ちなおしてね。Amazonで漫画を出版01

などとあるが、特に1巻目の文字組がよろしくない。スペーシングが。縦が空きすぎていて横がつまりすぎている。イラストレータやフォトショップなど通常文字を横組みにしかできないソフトでむりやり改行いれて縦組みしたときによくこうなる。GimpやInkscapeでも同じ。日本語を縦組みにするには専用のソフト使わなきゃダメだよな。アドビならインデザインとか。コミスタなら縦組みくらいできるはずだが。 CLIP Studio とか。 でなきゃ一太郎でepub出力するとか。後書きとか奥付けなどの文字組もなんかもそう。

紙からスキャンの方がずっと楽。文字はイラストレーターかインデザで作ったものを添付。途中からコミックスタジオ。ひらがなを明朝、漢字をゴチックに変換。書きだした文字の行間が伸びるバグが発生。一コマずつ手で調整。ああもう。
Amazonで漫画を出版02

あー、もう、目に浮かぶようだわ。

伊豆下田が鈴木みその生まれ故郷だというのも初めて知った。でなければこれだけ方言を完璧に作品に入れるのは難しいよね。

ニコ動ネットアイドル系から途中でAKB路線に切り替わっているのが面白い。ていうか連載が進むにつれてストーリーが微妙に揺れ動いているのが鈴木みそらしいよね。

スクリーントーンを使っている以上(PC上の擬似トーンを含む)粒状の模様を縮小すると、格子縞の干渉で模様ができる、いわゆるモアレが生じることがあります。ちなみにモアレというのはフランス語で、「模様が荒れる」模荒れ、ではないですがそんなことはどうでもいいです。

結論から言えば、これはどうしようもありません。「コミックスタジオ」は、粒状のトーンをグレーにして出力することができますから、生データからトーン情報を変えて書き出せばオーケーです。

スクリーントーンを使っている以上(PC上の擬似トーンを含む)粒状の模様を縮小すると、格子縞の干渉で模様ができる、いわゆるモアレが生じることがあります。結論から言えば、これはどうしようもありません。「コミックスタジオ」は、粒状のトーンをグレーにして出力することができますから、生データからトーン情報を変えて書き出せばオーケーです。
Amazonで漫画を出版03

モアレはでまくってる。全然ダメ。だが直すのはめんどくさいだろうから仕方ないのかなあ。

私の場合文字だけの小説なので、役にたったようなたたないような情報だった。




ナポレオン打ち切り?

原稿アップ。ありがとうございます。

あれっ。それって今月で連載打ち切りってこと?雑誌は見てなかったけど、単行本はかかさず買ってた俺様の立場は。まだ、皇帝にもなってないよね。確かエジプトに遠征したところくらいでは。あーあ。まあ、日露戦争物語も日清戦争までで打ち切りになったしなあ(笑)

自分的に今年一番のがっかりニュースです。はっ。まてよ。こうなることを予想して、最初にアウステルリッツの三帝会戦を描いたのでは。はうう。

ヴィンランド・サガが終わらないことを祈ります。麗島夢譚は・・・コメントしづらい。

ナポレオン13巻

いつの間にか出てたので買った。エジプト遠征。シリア。なんかはしょりすぎではないか。もっと引き延ばそうと思えばのばせたネタのように思うが。イタリア戦役の長さに比べるとあっという間ではないか。さらに言えば、あまり面白くない。イタリアのときはだらだらしてたわりになんとか読めたのだが。

永井豪

いまさらながら、ハレンチ学園やあばしり一家やデビルマンを小学生の頃読んだ世代にしてみれば、ああいうものが規制されなかったほうがおかしいと、改めて思う。ただ単に、役人も、世間一般も無知だっただけだろう。規制されるべきかどうかの議論にはあえて言及したくないが。

今の漫画もアニメも私たちが子供の頃の純朴だったときとは明らかに違う。エヴァなど見れば性的にどうこう言う以前に精神的に病んでいる。それで良いのかと思う。

ビデオゲームにしてもやはり昔のものはえげつない。その反省なしに先には進めまい。

こういうことは言えると思う。わずか20年なり、40年なり前は、何を見てはいけないか、何を見てもよいかという基準を国家権力が決めるのは、危険だった。だから、どちらかといえば、何もしない方が安全だった(昔の方が今よりずっと規制は多かったがコンテンツ自体が圧倒的に少なかった。というよりコンテンツが少なかったから選別して規制出来たと言える)。しかし、情報にあふれる今、逆に言えば、年少者がアクセスできる情報は国家がコントロールした方が良いのではないかと。今と20年前とどれほど情報量が増えていようか。

漫画家やゲーム開発会社が自由に創作活動するのは良い。しかし子供はどうか。

青野春秋の謎

改めて、「俺はまだ本気出してないだけ」を3巻一気読みしてみた。電車の中ヒマだったので何度も何度も読み返した。そしてやっぱしゃれにならんマンガだなとは思いつつ、青野春秋という作家についていろんな疑問がわいてきた。マンガ自体は非常に良く出来ているので、われわれはついこれは作者の自伝的なマンガなんじゃないかと錯覚してしまうが、それは巧妙なるやらせのたぐいであって、作者は40のおっさんではなくて20代の女性かもしれない、とさえ思える。

イキマンという作家発掘養成のための新人賞、いや、イッキという雑誌そのものをもり立てるための壮大なやらせなのかもしれない、ヘタウマ風の画風さえやらせであり、新人賞当時の画力を編集者らに無理矢理保持させられているだけなんじゃないかとさえ思える。いや、それならそれでもかまわんのだが、だまされたとわかったときのショックをできるだけ和らげたいと思うのだった。

ははあ。なるほど。ネットに散らばっている情報を集めるとおぼろげに見えてくる。イキマン「走馬灯」受賞時2005年11月に青野27才。素直に逆算して1978年生まれ、現在30才くらい。性別不明。2001年ヤングマガジンにて「スラップ スティック」が第45回ちばてつや賞優秀新人賞受賞、とあるがこのとき推定23才。10代から漫画家のアシスタントやってると。まあ、作者はごく普通の漫画家だわな。で、女性であればおそらく作者は鈴子に近い立場。もしくは読み切り「生きる」に出てくる女性。男性ならマクドナルドのバイトの田中とかか。

「走馬灯」掲載が06年2月。「いきる」掲載が07年1月。読み切り「俺はまだ本気出してないだけ」掲載が07年3月。連載開始が07年5月。

第3巻の発行が三ヶ月ほど遅れたのは作者の体調不良によるらしい。

同じイキマン出身の福満しげゆきは作家本人がそうとう露出しているのにくらべて青野はやはり謎に包まれている。


追記。青野春秋、普通のおっさんだった。東京新聞の取材に応え、顔出しもしている。

麗島夢譚

なぜか安彦良和の「麗島夢譚」というマンガを読んだ。麗島というのは台湾のことらしいが、処刑された天草四郎は替え玉でオランダ人に台湾のゼーランディア城につれていかれる。そこにはなぜか宮本武蔵がいる。当時の台湾だから当然平戸から鄭成功がやってくる。なんかもうすげえ。しかし、「三河物語」とか「王道の狗」のような地味なストーリーの原作では良い味出す安彦良和ではあるが、「ジャンヌ」とか「神武」とか「ナムジ」などの自由度が大きくて歴史上の英雄を主人公にした途端とんちんかんになってしまう。「虹色のトロツキー」はけっこう危なかったがなんとかまとまった感じ。彼が「麗島夢譚」のようなマンガを描きたい気持ちは良くわかる。しかし、鄭成功と宮本武蔵と天草四郎をどうやって一つのストーリーにまとめるのか。無茶だろ。救いは、どうやら、主人公は平戸松浦党の名もない一青年だというところか。

日露戦争物語

江川達也が「BE FREE」「ラストマン」「東京大学物語」と来て、今は「日露戦争物語」。
教育モノが好きなんだね。で、今は日清戦争にさしかかったところ。

江川達也が「王道の狗」を読んで影響を受けていたかどうかは微妙。金玉均の描き方がまるで違うところをみれば、おそらくは読んでないか。では「坂の上の雲」を読んでいるかといえば、もちろんそうだろう。司馬遼太郎は「坂の上の雲」を原作とした映画やらを禁じているそうだが、原作というほど似てはいない。しかし秋山真之が主人公なところはそっくりだがなー。

「坂の上の雲」では金玉均についての描写はあまりなかったような気がする。一応全部通して読んだはずだが。

江川達也「日露戦争物語」司馬遼太郎「坂の上の雲」安彦良和「王道の狗」を読み比べるというのはなかなかおもしろいんだが。「坂の上の雲」は超ベストセラーで、「日露戦争物語」もそこそこメジャーだと思うが、ミスターマガジンに連載された「王道の狗」を読んでる人というのはきわめてまれだろう。安彦良和は最初ガンダムのキャラクターデザイナーとして現れ、それからアリオンという空想的というか浪漫的なギリシャ神話ネタの漫画を書いた。はっきり言ってアリオンは大した漫画ではない。ところがギリシャ神話を取材にギリシャに行って、それからトルコでクルド人というのを知って、「クルドの星」という漫画を書いたのだが、これがなかなかの傑作。またトルコで日本近代史というものに開眼したのだと思われる。日本神話にも関心を持ち神武天皇とか大国主の命の話も書いているが、こちらはどうにもこうにも。さらに幕末から日清戦争までを書いた「王道の狗」は傑作だと思うが、ノモンハン事件あたりを書いた「虹色のトロツキー」はかなり異常で難解。割と好きなのは「三河物語」で、大久保彦左衛門と一心太助が大阪の陣に徳川方で参戦するという話。これはメディア芸術祭か何かで賞をもらってたようだが、知名度はほとんどないんじゃないか。

「王道の狗」は前振りをざっくり省略すれば、自由民権運動で投獄され脱獄した主人公が金玉均の用心棒となり、その遺志をついで日清戦争後も朝鮮でゲリラ活動を繰り広げるというもの。「日露戦争物語」みたいに読んでわかった明治時代、みたいな書き方にはなっていない。

なんかとりとめのない話になってしまったな。

で、金玉均もそうだが陸奥宗光がまた。PHP文庫に岡崎久彦「陸奥宗光」というのがあり、また新潮文庫に角田房子「閔妃暗殺」というのがあるのだが、読んでも読んでもようわからんのだが、その中でも江川達也の描写というのはなかなか的確でわかりやすいなあと思った。彼はそうとうに努力していると思う。

ただ、江川達也の書き方だと、陸奥宗光も金玉均も、日本と清が一戦交えることで、清、朝鮮でそれぞれ日本の明治維新のような改革が進んで、日本、清、朝鮮の三国によって西洋による東洋の侵略をくい止めることができる、と考えていたことになる。それでいいんだろうか。

庖丁人味平

「こたつむり伝説」はいまなら「ひきこもり伝説」だな.なんという先見の明.木村千歌偉い.

先週も昨日も見忘れた北条時宗見たけど.喜望峰を見つけたのはバーソロミュー・ディアス 1488 年,インド航路を発見したのはバスコ・ダ・ガマ 1498 年じゃろ.なんでモンケ・ハンの時代(1250 年頃)の世界地図に,アフリカ大陸があんなはっきりと書き込まれてるんかのう.まあ確かにイスラムは当時すでにアフリカ東海岸を含むインド洋全域を航海していたが,しかしインド洋が大西洋につながっててヨーロッパまで行けるかどうかということは知らなかったはずだ.

しかしまあ庖丁人味平は傑作だよなあ.庖丁人味平は今の料理漫画の草分けなんだが,最初の包丁試しとか肉裁きとか荒磯の船の上の料理とかは,ただ手際の良さというか,奇術というか,なんかわけのわからん荒唐無稽なものだった(おそらく当時流行していたスポーツ漫画の強い影響を受けていたのだろう)が,うしお汁当たりからほんとの味勝負になり始めて,このカレー勝負は全編中でも一番「人々の記憶に強く刻み込まれた」インパクトの強いあたりだ.カレー屋を食べ歩いたり,漬け物を食べ比べたり,真の味勝負と言えるのはこのあたりからだ.しかしこの勝負は相手が香辛料に麻薬を混ぜるという反則負けで終わる.結局味と味の真っ向対決で優劣を決したのと違うのが悔やまれる.しかしこれは今日の視点で言ってのことなのだ.今はそんなんばっかりだが.そういう意味では後世の料理勝負モノとはじゃっかんニュアンス違う.うしお汁も味平の汗という不確定要素によって勝ち負けが決した.包丁貴族との戦いはどう決着したんだったっけ.

そういえば「真中華一番」の第一巻を読んだらば,時代設定は清町末期と明記してあった.宮廷調理師とかいう肩書きもあったようだ.だとすれば男子は全員弁髪しなきゃ弁髪.だとすれば女子は全員纏足しなきゃ纏足.だとすれば清朝の領土には外モンゴルが含まれてなくちゃ.ついでに刺身食うなよな中華料理でよ.まあそんなのいまさらどうでもいいか.