黄門さまと犬公方

『黄門さまと犬公方』というのを読んだのだが、
アマゾンの書評にはかなり辛辣なことを書かれているようだ。

普通にさらっと読めばいいんじゃないですか。
水戸黄門と徳川綱吉、無理矢理おいしいとこ取りした感じは否めないけど。
たぶん国文とか日本史とかの研究をしている人なら、うちらが入手するのが困難な一次資料とかじっくり読む機会があると思うんですよ。
私みたいに適当にそこらの図書館やウィキペディアで調べたんじゃない。
そこがうらやましい。

ただ、情報が少ないぶん、うちらは、主にウィキペディアだが、
状況証拠を広く少しずつ集めて、
たぶんこうだったんじゃなかろうかって、
あたりをつけて小説にするわけ。

当時の記録というのは、その記録を残した人の都合で書かれているのは当たり前なわけで、
一次資料で貴重ではあるが、そのまんまでは使い物にならない。
ウィキペディアだった誰か知らんやつの勝手な思い込みで書かれているわけで。
昔も今も書かれたものというのは、まったく信用できない。
いろんな立場の人が書いた史料とか一般的な史実とかとつきあわせることでなんかわかってくる。
やってることは私とだいたい同じだなと思った。

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