日露戦争物語
江川達也が 「BE FREE」「ラストマン」「東京大学物語」と来て、 今は「日露戦争物語」。 教育モノが好きなんだね。 で、今は日清戦争にさしかかったところ。 江川達也が「王道の狗」を読んで影響を受けていたかどうかは微妙。 金玉均の描き方がまるで違うところをみれば、 おそらくは読んでないか。 では「坂の上の雲」を読んでいるかといえば、もちろんそうだろう。 司馬遼太郎は「坂の上の雲」を原作とした映画やらを禁じているそうだが、 原作というほど似てはいない。 しかし秋山真之が主人公なところはそっくりだがなー。 「坂の上の雲」では金玉均についての描写はあまりなかったような気がする。 一応全部通して読んだはずだが。 江川達也「日露戦争物語」 司馬遼太郎「坂の上の雲」 安彦良和「王道の狗」 を読み比べるというのはなかなかおもしろいんだが。 「坂の上の雲」は超ベストセラーで、 「日露戦争物語」もそこそこメジャーだと思うが、 ミスターマガジンに連載された「王道の狗」を読んでる人というのはきわめてまれだろう。 安彦良和は最初ガンダムのキャラクターデザイナーとして現れ、 それからアリオンという空想的というか浪漫的なギリシャ神話ネタの漫画を書いた。 はっきり言ってアリオンは大した漫画ではない。 ところがギリシャ神話を取材にギリシャに行って、 それからトルコでクルド人というのを知って、 「クルドの星」とい… 続きを読む »