ジミ・ヘンドリクス勉強会。

ツタヤでJimi Hendrix at WoodstockのDVDを借りてくる。
アメリカ国歌の演奏が実に印象的。
Wikipediaによれば

> 1969年8月に6人編成でウッドストック・フェスティバルに出演しトリを務め、音楽史に残る名演「The Star-Spangled Banner」(星条旗、いわゆるアメリカ国歌)を演奏。
フィードバックやアーミングといったエレクトリックギターの特殊奏法の限りを尽くし、爆撃機が空襲を行い民衆が泣き叫び逃げまどう様子を、音で完璧なまでに再現してみせた。
これは泥沼化して先が見えないベトナム戦争と、希望のない戦争にのめり込むアメリカ合衆国への痛烈な批判であった。

だということだが、そんなことはさっぱりわからんのだが、ともかくすごい演奏だと思った。

Purple Haze、 Voodoo Child もかっちょいい。

「紫のもや」試訳:

紫のもやが脳の中に充満している
近頃は何もかも違ってみえる
おかしな具合だがなぜだかわからない
空にキスする間ちょっとまって

紫のもやがあたり一面立ちこめている
どっちに歩いているかもわからない
俺は幸せなのかみじめなのか
ともかくあの子は俺に呪文をかけた

助けて助けて
なにもわからない

紫のもやが目の中にいっぱいだ
昼だか夜なのかもわからない
おまえは俺の心を吹き飛ばした
明日かそれとも時の終わりか

何もわからん
助けて
教えてくれ
さあこい

「ブードゥーの子」試訳:

山のそばに立って
手刀で叩き割り
破片を集めて島を作る
小さな砂を軽々と持ち上げるように

だって俺様はブードゥーの子だから
神様も俺がブードゥーの子だと知っている
最後にもひとつ言いたい
あなたのすてきな時間をとりあげるつもりはなかった
そのうち返してあげる

もしこの世で二度と会わないとしたら
次の世で会うだろう
そのときは遅れるな
遅れるな

俺様はブードゥーの子
問いはいらない
答えもない

こんな感じでしょうか。 wikiでジミヘン和訳集とか作るとおもしろいかな。

普通のハードロックやヘビーメタルなどの曲にはリズムとメロディーがあるのだが (そしてそのテンポがしばしば異様に速い)、それがジミヘンにはない(ことが多い)。
ジャズの即興演奏に近いかも。
あるいは津軽三味線のようなものも連想させる。
ときどきバンジョーのような弾き方もする。
ドラムはジミヘンの演奏に合わせて適当に太鼓をたたいているだけのように見えるし、ときどきドラムを合わせきれずに苦笑しながら眺めていたりする。
私はバンドというのはよくわからんのだが、ドラムとかベースとかボーカルとか役割分担が決まってて、即興のように見えてある程度までは整然と演奏されるのだと思う。
しかしジミヘンの場合は空から霊感がおりてきて、ジミヘンがそれをギター演奏として表現し、周りのスタッフがそれに合わせて適当に太鼓たたいたりマラカスふったりしている。
シャーマニズムにも近いものがあるのかもしれんし、もしかするとネイティブアメリカンの音楽の影響もあるかも。

CoD2クリア。

Call of Duty 2をかなり進めた。
ノルマンディ上陸作戦というのがほんとうにこんなものだったのかどうか、実際にはわかりっこないのだけど、かなりまじめに精密に作ってあるのだけはわかる。

ドイツ人はどういう気持ちであそんでいるのだろうか。
これがもし沖縄上陸作戦だったらどうかと考えると恐ろしい。
杭州湾上陸作戦だったらもっと恐ろしいかもしれない。
考え出すとあれもこれもおそろしい。

Call of Duty 2は北アフリカ戦線のが少しおもしろい。
イギリス人もドイツ人も好き勝手リビアやチュニジアに土足で上がり込んで暴れ回っている。
そこんところアラブ人とかどう感じるのか。
もしこれが日本本土だったら嫌な感じだよな。

全体に、初代のときみたいに、戦艦ビスマルクに乗り込んでドイツ兵を殺しまくったりとか、カーチェイスみたいなのとか、そういうふざけたおもしろおかしいミッションが減って、まじめくさったものが増えている。
史実に近づけようとしているのだろうか。
ベトコンも2になってまじめくさってしまい、おもしろみがなくなったしな。

CoD2クリア。
エンドロールを見ていて陰鬱な気持ちになるのは枢軸国側の人間だからだろうか(笑)。

雨の日は家でじっとしているに限る。

私の人生に5.1chサラウンドは必要ないことがわかった。