月別アーカイブ: 2014年1月

敷島の道

「敷島の道」なんてのは足利尊氏が歌に詠み始めた(流行らせた)なんて書いたのが気になって調べてみたのだが、 「しきしまの」は「やまと」などに懸かる枕詞でこれは古語だ。 崇徳院御製に「しきしまのやまとのうた」というのがあるが、これは和歌のことであるが、 貫之が「やまとうたは」などと言っているのとなんら変わらない。 少なくとも古今集の時代にはあった言葉だ。 宣長の「しきしまのやまとごころ」これもまた平安中期頃にあっておかしくない言い方。 しかるに「しきしまの道」を「歌道」という意味に用い始めたのは案外新しいはずだ。 たぶん初出はなんかの歌学書もしくは勅撰集の仮名序であろう。明らかに後世作られた「歌学用語」である。 そもそも「道」なんてことぱには要するに宣長があまり好きではない漢才の匂いがする。 和歌に詠まれた「しきしまのみち」の初出は玉葉集らしい。 九条孝博 > おろかなる身をば知れども代々経ぬるあとをぞたのむ敷島の道 ただこれ、初出な上に「日本の道」と言ってるだけなんでほんとに歌道の意味で使ったかは不明。 だんだんと定着していったんだろうけど。 冷泉為相 > これのみぞ人の国より伝はらで神代を受けし敷島の道 二条為藤 > 住吉の松の思はむことのはを我が身にはつる敷島の道 > 住吉の松も花咲く御代にあひてとがへり守れ敷島の道 うーん。ほんとに和歌のことかどうか、あやしいよな。 為藤は為世… 続きを読む »

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改版

以前は、My Kindle で一度削除して、無料キャンペーン期間中に買い直せば、 新しい版と入れ替えられたのだが、今はそれがうまくいかない。 いつまでも誤植のある昔の版になってしまう。 どこまで読んだかとか履歴が残ってるんだよな。 なんかうまい方法ないんかね。 お問い合わせ以外に。

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j:com smart tv box + sony xperia z ultra

結局 smart tv box を契約。 近々NTTとアサヒネットは解約することになる。 ああもう何年前からアサヒネットを使っていたことだろうか。 その前はたしかリムネットだったと思う。 その前はたしかアスキー・インターネット・フリーウェイとかいうやつを使ってたと思う。 全部自宅ネットの話ね。 スマホアプリでチューナー操作できるのが 21世紀って感じ。 チューナー3つあるからよくわからんが1つ見ながら2放送を同時録画できるってこと? 地デジならテレビに外付けのhddにも録画できるから、一度に3放送同時録画できるかもしれん。 すげーオーバースペックだわな。 外付けHDDは4台まで同時につなげて、8台までは認識するらしい。 smart tv box に hdd がユニークに割り当てられていて、 従って hdd が壊れても smart tv box が壊れても、 録画した動画は復旧できないということらしい。 だがブルーレイディスクレコーダーを外付けするとブルーレイに保存することも不可能ではないらしい。 そんな使い方するだろうか。 んで、店員さんに、容量2TBだと8台で16TBまでしか録画できませんねとか言うと、 そんなにたくさん見てる時間はありませんよと言われた。 そりゃそうだ。 ていうかそういう使い方は不正利用につながりかねんというので技術的制約というよりは、 単に制限かかってんだわな… 続きを読む »

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mbox2eml

何か知らんがじぶんところのサーバー(tanaka0903.netのこと)の postfix から gmail に転送できなくなった。 これはけっこう痛い。 最近のメイルはmimeになってて多バイト文字でリンクとかが埋め込まれててもういかん。 たとえば twitterのパスワード忘れて登録アドレスが tanaka0903.net 宛てのメイルだったりする。 そのまんま gmail に転送すりゃ何の問題もないのだが、gmail は受け付けてくんない。 yahoo もダメ。たぶんどこ使ってもダメなんだろうと思う。 ほんの数年前までは普通にできたのだが。 mbox をインポートできるメイラーあるかと思うとない。 thunderbird のアドオンにあるとか書いてあるがもうない。 そんで、/var/spool/mail の mbox を Windows に持ってきて eml に変換するソフトで emlextracter というのがあったんで、 それで mbox を eml にばらして thunderbird で読み込んだらなんとか読めた。 ああもうね、10年も前のファイルですら読めなくなりつつあるね、困る。 mbox2eml とか言うフィルターでもあればいいのに。 もうあんまりあれこれこのへんのことで頭使いたくないのよね、実際。

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フローニの墓に一言

というわけでしばらくずっとドイツ語と格闘していた。 シュピリのHeimatlosというやつも読み始めたのだが(もういい加減疲れたので英訳の方を読んでる)、 こちらはイタリア人の男の子とお父さんと叔母が出てくるという話で、あんまり関連性はないようだ。 ただイタリアの話をシュピリが書くというのはやや意味深で、 アルムおじさんがナポリで傭兵になったという話を連想させる。 スイス人がイタリアの話を書いても何も不思議じゃないんだけど、 やはりシュピリとロイトホルトの関係を考えさせられる。 フローニはぎりぎりまで内容をブログに書いたりしなかったんだが、 それは、 ハイディに出てくるアルムおじさんのモデルがハインリヒ・ロイトホルトというヨハンナ・シュピリと同い年で同郷の詩人をモデルにしているってことが、割と重大な発見に思えたからだ。 これは、ほぼ確実だと思っている。 今回も結局(古典の翻訳という形をとった)論文みたいなものを書いてしまった。 ていうか「西行秘伝」もほとんど元ネタは平家物語なんだよね。 戦前まで平家物語は、最初から最後まで、娯楽として、古典の教養として、歴史書として読まれていた。 だから、平家物語を読んだという人は、祇王を知っているし、二代后を知っているし、文覚や俊寛を知っているし、 義経の腰越状を知っていた(腰越状なんてのは昔は漢文のお手本としてみんな習った、らしい)。 今の人は… 続きを読む »

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smart tv box

なるほどそうか。 [smart tv box](http://www.kddi.com/personal/smart-tv-box/) って j:com の端末じゃなくて(そんなことないはずってことは少し考えればわかるわな)、 KDDI が開発したものだったんだ。 [cableplus.jp](http://www.cableplus.jp/smart-tv-box/) というサイトもあるわけだが。 それで au のスマホと相性いいわけね。 ふーんふーん。 これはやっぱ買いかもしれんね。 au ユーザなら迷わず買いではなかろうか。

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はつかに萌えし

> こころして朝ぎよめせよ若草のはつかにもえし九重のには 明治天皇43歳のときの歌。 なかなかいいなこれ。 歴代天皇の御製の中でもかなり良い。 ていうかこれ、天皇の御製なんだが誰の歌かわかるかって言われてわかる人いるかな。 「品川の海」とかなら明治天皇くらいしかいないからわかりやすいが。 五七調なところも私の趣味にあってるんだよなあ。 > かすがののゆきまをわけておひいでくる草のはつかに見えしきみはも なるほどこれか。

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上田秋成の誤解

> 願はくは花のもとにて千代も経むそのきさらぎの盛りながらに これは宣長の歌で、明らかに西行の歌 > 願はくは花の下にて春死なむその如月の望月の頃 を本歌としたものである。 宣長らしいおもしろい返し方だ。 上田秋成が、宣長の > 敷島の大和心をひと問はば朝日ににほふ山桜花 を批判しているのだが、 > 大和魂と言ふことをしきりに言ふよ。どこの国でも、その国の魂が、国の臭気なり。 おのれが像の上に書きしとぞ「敷島のやまと心の道とへば朝日にてらすやまざくら花」とはいかにいかに。 おのが像の上には尊大の親玉なり。そこで「しき島のやまと心のなんのかのうろんな事を又さくら花」と答へた。 宣長は、賀茂真淵や平田篤胤とはまったく違う意味に「大和心」「大和魂」 という言葉を使っていた。 「大和心」「大和魂」がもともと源氏物語や赤染衛門の歌に出てくるように、 それはもとはといえば女言葉であり、 平安時代の日本の女性的な心をさすものであった。 特に「漢学」に対する言葉だった。 宣長はもちろんそういう意味で使っている。 漢心(からごころ)、漢才(からざえ)に対して大和心という言葉を使っている。 そのことを指摘したのは小林秀雄だったと思うが今ちょっと良く思い出せない。 宣長が「大和魂」などという言葉を使ったのだろうか。 使った可能性もあるが、 それは「たをやめ」の「弱く女々しい心」という意味に使ったはずだ。… 続きを読む »

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誤字脱字

私の場合、特に最初の頃は、小説の筋を考えながら書くという癖があったから、 なかなか筋が収束しない。 一番ひどいのはアルプスの少女デーテで、2008年頃からちょこちょこ書き足している。 最初から決め打ちで書き上げたのは「エウメネス」「紫峰軒」くらいで、 わりと最近のものである。 どちらもどこかの新人賞に応募した。 一応新人賞に応募する小説としての体裁を整えてから書き始めている。 投稿したあとは書き換えられないもんね。 でもパブーやキンドルに出すときにはまた書き換えたりする。 一度ボツにしたやつをほとんど新作といえるくらいに書き換えてまた出すこともある。 或いは途中までで放棄したやつを他の小説の小ネタに使い回したりとか。 そういや、超ヒモ理論は私がまだ大学生だった頃に書いた漫画が元ネタだ。 それに新しいネタを足して合わせ技で小説に仕立て直した。 「紫峰軒」は応募した最後だ。 「紫峰軒」自体はそんな一般受けするような話じゃない。 でももう新人賞は諦めた。 新人賞には頼らないと決めた。 昔は新人賞に応募したあとパブーで公開してた。 いまはいきなり kdp に出している。 新人賞に応募して落ちたやつを kdp で出版するという個人作家がいてもおかしくないと思うが、あまりみかけない。 或いはそう表明してないだけか。 じじ臭い言い方だが、若い人は、kdpでいきなり出版せず、まず新人賞に応募すれば… 続きを読む »

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ネット環境

昔々このブログを置いていたサーバが自宅サーバーだった関係で、NTT bflets + アサヒネットの固定IPでずーっとやってきて、今もアサヒネット、 でも、固定IPも自宅サーバーもやめてしまった。 だから固定電話も NTT である必要はすでにない。 アサヒネットの営業電話がかかってきて珍しいなと思ってると、wifiルータ(wimax)使いませんかと言われてなにげに使い始めてもう2年以上使っていた。 wifiルーターは便利なんだが、 スマホのテザリングあればいらないからまあこの際やめてもいい。 それなりの額を自動引き落としされているわけだから、 その分テザリング代に回せばいいわけで。 でまあ今 au だと sony xperia z1 なんかに機種変更すると7万円くらいかかるのな。 高いなあ。 でもスマホ1台あると何でもできるしな。 そろそろかなあ。 au と j:com だけにするかなあ。 twitterアプリはtwitterのサイトで一度認証しないと続けて使えないだけだった。アプリ自体が対応してないんじゃなく。しかしなら自動でtwitterに飛べよと言いたい。

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