御製
> わが命 あらむ限りは 祈らばや つゐには神の しるしをも見む
宗尊親王
> ももしきや あまてる神の ますかがみ 君が御影を さぞ守るらむ
千蔭
> 武蔵なる 氷川の森に 雪つもり 八重垣こもる 神のみやしろ
秋成
> 八百万 千よろづ神の 神ごとも 天まづなりて のちとこそきけ
宮部よし正
> ふじの根の けぶりは絶えて 消え残る 雪に神代の 光みすらし
秋成
> よろづ世の 国の鎮めの ふじのねを あふげば空に うつしみの神
宣長
> 花ゆゑも 神のいがきは こえぬべし 咲く一枝の 折らまほしさに
宣長
> 春ごとに にほふ桜の 花見ても 神のあやしき めぐみをぞ思ふ
秋成
> 豊年の 新嘗祭る 神の前に 幣を散らして 秋は去ぬめり
景樹
> はふり子が とるや真弓の ふして祈り 起きて歌ふも 君が世のため
景樹
> 闇ならで たどたどしきは 目に見えぬ 神をしるべの しきしまの道
田中久三
> うつし世の 人はたのまじ ただ神と のちの人にぞ 歌は詠むべき
吉田松陰
> 身はたとひ 武蔵ののべに 朽ちぬとも とどめおかまし 大和だましひ
田中久三
> 武蔵野に 死にて魂 とどめたる 人うらやまし われもさあらまし
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