詠草 勉強の苦し紛れにしるしなき歌の一つも詠みてみむかなこれといふしるしもなしに遅くまで起きて思ふはほかのことかなこのごろは部屋の窓にもカーテンをひきこもりてぞ暮らしつるかなやとはれのおきなをうなら熊手もて落ち葉あつむるしはすなりけり