月別アーカイブ: 2017年7月

> Mich verlangt ins ferne Land hinüber > Nach Alcäus und Anakreon, > Und ich schlief’ im engen Hause lieber, > Bei den Heiligen in Marathon; > Ach! es sei die letzte meiner Tränen, > Die dem lieben Griechenlande rann, > Laßt, o Parzen, laßt die Schere tönen, > Denn mein Herz gehört den Toten an! > 私は遠い国へ行ってみたい。 > 詩人のアルカイオスやアナクレオンが住んだ土地に。 > そして私はよろこんであばら屋にも寝よう。 > マラトンの聖地にならば。 > ああ、これが、愛するギリシャの土地に流れる > 私の最後の涙となろう。 > 鳴らせ、おお、運命の女神パルカよ、鋏を鳴らせ、 > さあ、私の心はすでに死者たちとともにあるのだから。 試訳。 韻は踏んでない。 意味は一応通ってると思う。

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> Attika, die Heldin, ist gefallen; > Wo die alten Göttersöhne ruhn, > Im Ruin der schönen Marmorhallen > Steht der Kranich einsam trauernd nun; > Lächelnd kehrt der holde Frühling nieder, > Doch er findet seine Brüder nie > In Ilissus heilgem Tale wieder – > Unter Schutt und Dornen schlummern sie. > アッティカは、かのヒロインは滅んだ。 > 彼の地に、古代の神々の子孫も眠っている。 > 美しい白亜の殿堂の廃墟には、 > 今、鶴が一羽悲しげに立っている; > やさしい春は微笑みながら帰っていく。 > しかし彼は自分の兄弟らを見つけることはない。 > 聖なる谷イリソスの > 瓦礫と茨の下に彼らはまどろんでいる。

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> Ist der Stern der Liebe dir verschwunden? > Und der Jugend holdes Rosenlicht? > Ach! umtanzt von Hellas goldnen Stunden, > Fühltest du die Flucht der Jahre nicht, > Ewig, wie der Vesta Flamme, glühte > Mut und Liebe dort in jeder Brust, > Wie die Frucht der Hesperiden, blühte > Ewig dort der Jugend stolze Lust. > あなたの愛の星は消え失せてしまったのか? > そして愛らしいバラのように輝く若者たちも? > ああ、ギリシャの黄金の時以来、その周りで踊っているから > あなたは時が過ぎ去ったことを知らない。 > 永遠に、女神ウェスタの炎のように、 > それぞれの胸のうちに勇気と愛が輝き続ける。 > ヘスペリデスの園に実るくだもののように、 > 永遠にそこで、誇り高く快活な若者は栄え続ける。

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> Ach! wie anders hätt’ ich dich umschlungen! – > Marathons Heroën sängst du mir, > Und die schönste der Begeisterungen > Lächelte vom trunknen Auge dir, > Deine Brust verjüngten Siegsgefühle, > Deinen Geist, vom Lorbeerzweig umspielt, > Drückte nicht des Lebens stumpfe Schwüle, > Die so karg der Hauch der Freude kühlt. > ああ!もっとしっかりとあなたを抱きしめたい! – > あなたは私にマラトンの勇者を歌う。 > そして熱狂者らの中で最も美しい人が、 > 陶酔した眼差しであなたに微笑む。 > あなたの胸は、勝利の昂揚を若返らせ、 > あなたの魂に絡みつく月桂樹の蔦は、 > 人生を締め上げることなく、その鈍い暑苦しさを、 > とても冷たい喜びの吐息で冷やしてくれる。

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> Wo den Frühling Festgesänge würzten, > Wo die Ströme der Begeisterung > Von Minervens heilgem Berge stürzten – > Der Beschützerin zur Huldigung – > Wo in tausend süßen Dichterstunden, > Wie ein Göttertraum, das Alter schwand, > Hätt’ ich da, Geliebter! dich gefunden, > Wie vor Jahren dieses Herz dich fand, > そこは、祭りの歌が春に味付けし、 > そこは、感激の奔流が、 > ミネルヴァの聖なる山から > 女神たちに敬意を表して流れ落ちる。 > そこは、悠久の時間の中で、甘い言葉を紡ぐ詩人たちが、 > 神々がつかの間の夢を見ている間に、年老いて死んでいった。 > 私はそこで、愛する人よ、あなたを見つけたい。 > 何年も前に、この心があなたを見つけたように。 うーん。 ミネルヴァはローマの女神なのだが。 ギリシャの女神に直しようがない。 どうしようもないな。

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> Hätt’ ich dich im Schatten der Platanen, > Wo durch Blumen der Cephissus rann, > Wo die Jünglinge sich Ruhm ersannen, > Wo die Herzen Sokrates gewann, > Wo Aspasia durch Myrten wallte, > Wo der brüderlichen Freude Ruf > Aus der lärmenden Agora schallte, > Wo mein Plato Paradiese schuf, > 私はあなたとプラタナスの木陰に憩いたい > そこは、アテナイの花園の中をケーフィソス川が流れ、 > そこは、若者らが名誉を得ようと瞑想し、 > そこは、ソクラテスの心が魅了し、 > そこは、ペリクレスの愛妾アスパシアがミュルテの木立の中を逍遙し、 > そこは、兄弟らの親しげな声が > 賑やかなアゴラから響き、 > そこは、私のプラトンが地上の楽園を創りあげたところ。

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Griechenland — Friedrich Hölderlin

> Ach! es hätt’ in jenen bessern Tagen > Nicht umsonst so brüderlich und groß > Für das Volk dein liebend Herz geschlagen, > Dem so gern der Freude Zähre floß! – > Harre nun! sie kommt gewiß, die Stunde, > Die das Göttliche vom Staube trennt – > Stirb! du suchst auf diesem Erdenrunde, > Edler Geist! umsonst dein Element > ああ!かのよりよき日々ならば、 > 雄々しく大いなることも無意味ではなかった > おまえの愛する心は高鳴る、かの民族のためならば、 > 歓喜の涙はいくらでも流れ得た – > 今はただ待ち焦がれよ!必ず時は巡り来る、 > 運命が切り離す、土くれから神なるものを – > 死ね!おまえはこの地上を探し求める、 > 気高き魂を!むなしき、おまえの一部を シュピリを惰性で訳しているうちにふとヘルダーリンを訳したくなった。 シュピリはもう訳してもしょうがないかもしれない。もはやたいしたものは出てこな… 続きを読む »

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ギリシャ古典

『エウメネス』なんぞを書き始めて、エウメネスという人はよくわからない人なのだが、 とりあえずアリストテレスの下で学んだ学徒であったから、アレクサンドロスの遠征に秘書官として従軍した、という設定にしてみた。 それでアリストテレスを調べてみると、この人はどうも変な人で、お父さんはニコマコス、子供もニコマコス。 自分を飛ばしてお父さんの名を子に付けることは無いとはいえない(たとえばアンティオコス→セレウコス→アンティオコス)、 しかし三代同じ名前というのは普通だ。 たまたま違う名前に入れ替わって見えるのは兄弟がいたりするからだ。 でまあ、アリストテレスという名は後世の人がつけた(すげえかっちょいい)あだ名であって、本来はニコマコスという名前であった可能性が極めて高い。 そしてアリストテレスはたしかに学者であって、博物学者のようなことは(あちこち放浪しながら)多少やったようだし、 「ニコマコス倫理学」は本人が書いたものである(あるいは息子の口述筆記)のは間違いあるまいが、 しかし、リュケイオンの講義をまとめたのがアリストテレス全集だというのはまあ絶対嘘だ。 アリストテレスが有名なのは、彼がアレクサンドロスの家庭教師で、アレクサンドロスがヘレニズム世界を作って、 そのヘレニズム世界の学者らが、アリストテレスという偶像を必要としたのにすぎない。 そしてヘレニズム世界の学者がみなギリシャ人であっ… 続きを読む »

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やまと

ヤマトという言葉なのだが、 ヤはおそらく八洲や八百万と同じく「八」(たくさんの)という意味だろうと思う。 トは水戸や江戸や瀬戸と同じく「戸」、つまり入り江という意味だろうと思う。 ではマは何かといえば「まほろば」の「ま」であるかもしれない。 だから漢字表記すれば「八真戸」となるか。 ともかく「八」と「戸」は間違いないように思える。 「山」とはたぶん関係ない。 ヤマトという名は「大和」という内陸部に都ができるようになるずっと以前の名前であろう、 海と関係のある名前であろうと思う。 でまあ、ヤ・アマトがつながってヤマトになったのではなかろうかとも思える。 アマトとはつまりアマノイハト(天の岩戸)のことだ。 天の岩戸というのは、具体的には、岩礁にうがたれた岩窟のようなものではないか。 天の岩屋戸、天の岩屋、天の岩船みな同じ。 宗像神社の奥津宮(沖ノ島)のようなものを考えても良い。 アマトと母音で始まるとおさまりが悪いのでヤ・アマト、ヤマトとなったのではないか。 東シナ海から瀬戸内海に続く多島海のことをヤマトと言っていたような気がする。 つまり、ヤマトと八洲はだいたい同じ意味なんじゃないかとおもう。 あと、ヤマタのおろちのヤマタとヤマトの関連性は疑ってみてよいとおもう。 ヤマタは単に山田かもしれんが。 邪馬台国はヤマト国であり、北九州地方にあったと考えるのが自然だ。

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夜熟睡できてないのが一番の原因ではないかと思うが、起きていて頭が重いというか血が頭に回ってこない感じの時間帯がある。 これはもう寝るしかない。 しばらく寝ていれば直る。 最悪なのは、電車の中で立っているときにこういう状態になることだ。 心臓の病気、飲んでいる薬のせいもあるかもしれないが年相応に身体にガタが来ているのだろうと思う。 とにかく養生第一。

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