康有為
たまたま康有為というマイナーな人の伝記があったので思わず借りてみる。 読んでみたが大して面白くない。 改革してみたが、地方の役人や官僚がまったく言うこと聞かなくて、 みんな西太后の言うことばかり聞くので、 日清戦争の敗戦で始まった変法自強運動も三ヶ月で頓挫してしまった、 というのがあらすじ。 なんていうか西太后は国を滅ぼした悪女のように言われるが、 西太后がもし康有為のような改革をやろうとしても、同じように失敗したんじゃないか。 官僚と役人と民衆が言うこと聞かなきゃ改革なんてやっても無駄だ。 無駄だとわかってたから彼らの好きにさせただけなのかもしれん。 光緒帝も別に無力でも無能でもなく。 西太后というのは東条英機みたいなもんかな。 彼も別に無能でも悪人でもなかっただろう。 大清帝国はだからだめなんだと言ってみるのは簡単だが、 現在の日本も似たようなもんだ。 改革しようとしても官僚や民衆が言うこときかない。 その点小泉君はよくやっとる。 彼の改革は遅いと民衆はいうようだが、 私からみればずいぶん速い。 ていうか改革はゆっくり遅いくらいでちょうどいい。 役に立てばいいんで、即効性なんて必要ない。 少子化というか、少人口化は私はむしろもっと進行した方がよいと思う。 日本人は日本に五千万人もすんでりゃ十分だろ。 要らなくなった田舎は自然に還せばいい。 生活はずっと快適になるだろう。 でも年… 続きを読む »