都庁前乗り換え

近頃は良さげな禁煙の店を見つけるたびに一人密かに喜んでいるのだが、やはり本来私のような人間は東京なんかに住んではいけないのだと思う。早朝は人が少ないので歩きやすいがそれでもときどき路上でタバコをふかしているやつとかいると気分は最悪になる。この世からタバコが廃れて喫煙者がいなくなるより前に私の寿命は終わるだろうから、気にしないのが一番良いのだが、そうもいかない。

ユーチューバーで禁煙の店限定で飲み歩いて紹介している人というのは案外いない。需要はありそうなのだが。寿司屋とか料亭なんかは禁煙が当たり前なんだが安い店ほど喫煙可なところが多い。「孤独のグルメ」なんかはアレは作家が酒は飲まないがタバコはOKという私とはまったく真逆なので私は見ない。「深夜食堂」も嫌になって見るのをやめた。私は心の狭い人間なので仕方ない。

安くて禁煙といえばまずはほていちゃんだが、鳥椿はほていちゃんもびっくりするほど安くてしかも禁煙。しかも昼からやってる。なんて良心的な店なんだ。ほていちゃんとか晩杯屋なんかだとチェーン店感満載なのだが、なぜかこの鳥椿は個人経営店風のオーラが出まくっている。おそらくオーナーが敢えてそうしているのだろう。どういう「理念」で経営しているのか、ちょっと興味がある(創業者 北野 達巳)。そんなに混んでなくてゆったり座れるのが良いが、流行ってなくて撤退されちゃ困るから積極的に支援していこうと思っている。チューリップ1本90円、99本8910円って壁に書いてあるのが笑えるのだが、99本一度に注文したとして一度に99本揚げることができるのだろうか。でかいフライヤーならあり得るのかもしれない。鶯谷にもあるが浅草だと雷門一丁目店というのがある。ここが実はちょっと浅草からは外れていて駅で言えば田原町が最寄り。だからあんまり混まないということはあるのかもしれない。やはり積極的に支援していかなくてはなるまい。

東京の東西を往復している私にとって大江戸線は比較的空いていて便利なのだが、ああいうデザインした人はどういうわけでああいうふうにしたのか、どういう妥協の結果ああなってしまったのか、正直なところを知りたい。特にモヤっとするのは都庁前乗り換えで、ほぼ0分(0分では乗り換え自体できないから1分)で乗り換えできる場合もあれば10分近く待たされることもある。気にしなければ良いのだが気にしだすとものすごくストレスがかかる。

多少余裕を見て家を出るとして早めに駅についてしまった場合はコンビニに寄るなどして時間調整するのが吉なのだろう。

仮に今どかんと金が入って定年退職したらすぐに田舎に引っ越すかといえばなんともいえない。6年後に定年退職するまでは東京暮らしを満喫する計画になっているので、急にどうこうはできないとして、仕事もなく、世間に交わるストレスもなくて、しかし退屈で死にそうになったらどうしようか。退屈だとどうせ youtube 見るか twitter 見るくらいしかしないので、東京をいったりきたりするようになった今はけっこうヒマを潰せていて良いともいえる。

吟醸冷酒よりは普通の本醸造のお燗という記事を昔書いたらしいのだが、今もそう思っている。あんまり甘ったるいのは困るが、菊正宗の熱燗なんかなら申し分ない。ぬる燗だと本醸造の嫌なところが残ってる感じがする。熱燗のほうがよい。

今はまずビールを飲んで、ビールが残っているうちに熱燗を頼む。ビールをチェイサーにして日本酒を飲む。これが最近気に入っている。

浅草見番、柳通り

日曜日の浅草は混んでいて、ふだんやってる店が閉まっていたりして、地元民が飲むには適してないかもしれない。浅草ジモティーちゃんは休肝日にしたほうが良いかも。競馬のあと相撲の千秋楽で巴戦があり、飲み屋で観戦してるときに、三人一緒に(土俵に上がって120度ずつに向かい合って)相撲をとれば一度に片が付くのにねなどと余計なことを言ったので地元民に睨まれた。

観音裏、5656(ゴロゴロ)雷おこしビルの東側から北へ入る道、ここが昔は柳並木だったので柳通りと呼ばれているらしい。今は提灯の形をした街灯が並んでいる。柳の木ははじっこのほうにわずかに残っているようだ。思うにこの通りは観音裏から一直線に北に伸びて日本堤通りにぶつかり吉原大門へ続いているから、ここに見番というものができたのだろう。

浅草にはまだ芸者さんとか芸妓と呼ばれる人はいるのですかと聞くと、この柳通りの途中に浅草見番というところがあってここに行って頼むのだそうだ。素人がいきなり行って芸者に会えるというわけじゃないと言われた。一般人にはほぼ知られておらず、浅草にわしゃわしゃいる観光客にはほぼ無縁な場所。

芸者・半玉募集なんて記事もある。

浅草日曜昼飲みの流儀

吉原のど真ん中に BiG-Aというディスカウントストアがあるのは前にも書いたがここで缶ビールやつまみなどを買う。野菜も安いし、刺し身などもあったりして、酒のつまみには困らない店。しかも安い。OKだと冷やしたビールがなかったりするんだがここにはある(OK浅草店はもとはパチンコ屋だったらしい)。ただし日曜の昼に行くとキャッチとか送迎の車とかその他もろもろいろいろめんどくさいのでやめといたほうが良い(コンビニで済ましても大した差はないかもね)。吉原の活気を見たければ行っても良いかも。

吉原は筋から筋へ移動するのがけっこう難しい。縦横碁盤の目になってるようでけっこう迷路。当たり前だが吉原全域がソープか何らかの風俗店で埋まってて、行けども行けども違う店が並んでてクラクラくる。いったい何軒あるんだろう、こういう店が。

しかも車の運転が荒い。黒塗りのでかい送迎の車がギュンギュン(タイヤを鳴らしながら)通り抜ける通りがあったりしてけっこう怖い。

で、安く酔ったら浅草に散歩に出かけて適当に飲み屋に入る。

家飲みと外飲みのはしご酒。ジモティー(笑)じゃなきゃできない贅沢な浅草の日曜の昼飲み。

一つ確実に言えることがある。新宿は、新宿西口、思い出横丁、新宿三丁目、二丁目、歌舞伎町ゴールデン街などなどさまざまあるが(昔は南口もあった)、そいつらが束になっても上野浅草には決してかなわない。新橋は知らん。有楽町は少し知ってるがしかし、浅草にはかなわない。とにかく浅草はすごい。池袋はともかく渋谷なんかは足元にも及ばない。

水回りの修理

今借りている部屋は風呂場に給湯器がついていて、そのガスの元栓が癒着して回らなくなっていたのでガス屋さんに来てもらって回るようにしてもらった。そのときガスとは直接関係ないのだが、排水溝の蓋もパイプもボロボロに錆びていて、これはどうしたものかと相談したら、古い都営住宅なんかでも同じで、ホームセンターに売っているので同じような形のものと交換したほうが良いと言われて、東浅草のコーナンPROに買いに行った。あるにはあったので交換しておいた。これは正式名称は防臭椀というらしい。トイレ工事のときに一緒に言えばついでに交換してもらえたかもしれない。トイレは水が止まりにくかったからフロート弁(フロートバルブ)というものを取り替えてもらったのだが、やはりコーナンPROに売っていた。参考までに写真を取っておいた。1280円のほうなのか3980円のほうなのかはよくわからない。

防臭椀のほうは1280円(税抜き)で売っていた。入居時の交換なので本来大家さんがやるべきことだと思うが、まあ誤差の範囲か。

アマゾンで同じようなものをなんと709円で売っていた。しかしこれはポリプロピレン製とあるから軽いのだろう。私が買ったやつは明らかに鉄製の重いやつだった。

防臭椀のようなものはホームセンターで確認してサクッと買うで正解だと思うし、フロートバブルは自分で交換できないから業者に直してもらうので正解だったと思う。

水道代1月分の請求がきたのだが、使用料は0m^3なのだが、上水道と下水道の使用料を取られた。1m^3以上使うにはだいぶ使わなくてはならないようだ。

長年染み付いた生活臭というものが、部屋ごとに調理などするととたんに廊下に漏れてくる。なんとも言えない匂い。何十年もリフォームもせず同じ人が住み続けているとこういう匂いになるのではなかろうか。都営住宅なんかみんなこれではなかろうか。また賃貸物件に関する新しい知見を得た。

浅草地下商店街マップ

Map of Asakusa Underground Shopping Street

2025.01.25 暫定版

通路にはけっこう細かな屈曲がある。

浅草地下街は基本的には馬道通りの地下に南北に作られている。銀座線6番改札から出て、6番出口から出て、浅草寺に向かう最短経路ともなっている。6番出口はしかし非常に小さく狭くてわかりにくい(しかし google maps にもちゃんと6番出口と記載されている)。

浅草地下道株式会社なるものによって管理されているらしい。その事務所らしきものも(トイレと忍者場の間に)存在する。テナントはけっこう入れ替わりが激しいようだ。北側のどん詰まりはずっと先まで通路が続いているように見えるが、途中で止まっており倉庫として使われているとのこと。

倉庫手前には謎の雑貨屋がある。あまりやってない。通路に大量に山積みされているトランクケースはおそらくこの雑貨屋の売り物であると思われる。

Jプライスは一見アダルトDVD屋に見えるが、刑事コロンボシリーズが揃っていたり、古い洋画などが売られていたりして、けっこうマニアック。

Jプライスの向かいにあるレコード屋はもしかしたらここもJプライスなのかもしれない(未確認)。

ケバブ・ファクトリーは真上1階部分にも新仲見世通りに面して店舗がある。上と下の店は直接つながってはいないが、上で買って下で食べたり飲んだりできるようになっているそうである。

地下道全体が禁煙かと思いきや喫煙可な店もいくらかある。

カットセブンという店はもともと700円調髪だったのでセブンらしいのだが、今では800円になっている。

水子地蔵。水子がたくさんまとわりついている。

上野、御徒町、浅草の合せ技

浅草はスーパーやディスカウントストアやドラッグストア、業務スーパー、あるいは弁当屋などがたくさんあって安くて良い店が多い。OKやBigAなどは良い。マルエツや東武ストアなどもまあまあ。デリカぱくぱくという弁当屋も良い。浅草公会堂で日曜日に歌舞伎をやるときには入口ホールあたりでさまざまな幕の内弁当を売っているのだが、珍しいもので、一通り食べてみたいと思っている。

しかしながら飲み屋はいわゆる観光地価格であり、他の地域、特に上野なんかと比べるとかなり割高だ。しかも喫煙可の店が大半である。そこで帰り道に上野で途中下車して上野で安くてうまくて禁煙の店に寄り、浅草で仕上げするというのが良いと思っている。

東上野にかぶら屋という、これは普通のチェーンの居酒屋だが、普通に安くてうまい。しかも禁煙。最初に手を消毒されるのがうざいがまあ不満はそれくらいで我慢できなくもない。鶯谷にもあるようだ。上野だとあとは浜ちゃんなどが禁煙らしいので、混んでなけりゃ行こうと思う。鳥椿は鶯谷にも浅草にもあるチェーンで禁煙らしいので、今度寄ったらいこうと思っている。

上野で公園側から東中野に抜けるには銀座線から日比谷線に乗り換える地下道を通るのが良さげである。

浅草のお好み焼・もんじゃ焼 津久志はある意味浅草らしく、非常に面白い店でそんなに高くないので混んでない時にときどき行こうと思っている(つくしという名のもんじゃ屋はホッピー通りにも2軒あるらしい。系列かどうかは未確認)。そのすぐ近くの房総料理 木むら。ここも気に入ってるので、中をのぞいて見て混んでなければときどき行っている。どちらも禁煙ではないが客がタバコを吸っていることはほぼない。

地下道の天才焼きそばも良く行く。地下道は全体が禁煙。ここの焼きそばは変わってて最初は焦げてて固くて食べにくいなと思うのだが、何度も食べていると癖になり、ほかの焼きそばでは物足りなくなる。初心者には敷居が高いとも言える。好きになるまで何度か通わなくてはならない。瓶チューという瓶のチューハイがメイン。備前、備中、備後とは関係無いらしい。

浅草地下道には忍者場(NinjaBar)と焼きそば福ちゃんというのが外国人に人気らしい。福ちゃんは、焼きそばはまあふつう。餃子がうまいらしいので今度食べてみよう。忍者場は一時期流行った缶詰バー的なもので、つまみの缶詰とワンカップの日本酒が並んでいるだけらしい。いくかどうか微妙。

この地下街はいつも床が濡れていて非常に気になるのだが、主な原因は福ちゃんともう一軒なんとかという店(鳥じん?)の排水のせいらしい。最近は気にしないことにしている。この地下街だがまともな地図がない。google maps を見ても何がなんだかわからない。今度 svg かなにかで描いてみようか。刑事コロンボのDVDが全巻揃ったDVD屋などがあったりしてそれもそれでけっこう興味深い。

浅草の荒井屋 へその店は老夫婦がやっている禁煙の店で非常に浅草らしい料理もおいしい店。

あとは観音裏の愛ひめ、それから、小時。これらも禁煙。

あとは新御徒町の佐竹やに時々寄る。

こんなあたりをぐるぐる回っていれば十分な気がする。

上野寛永寺入口の茶店でおでんと酒を売っているので一度行ってみたい。昼時は普通に食事の客で混んでるので、空いている時間帯にふらっとはいりたい。

南千住から浅草を通り上野までいく都バス(上46系統)が210円均一。非常に便利なのだが、それなりに混んでいて、電車と歩きのほうが健康にはよさそう。1時間5本だが、5分間隔くらいにしてくれれば良いのになとは思う。

とにかく意地でも禁煙の良さげな店を開拓してここにも書いていくつもりである。

浅草なんだけどヨドバシかビックかヤマダかなにか、電機量販店が一軒くらいあってほしいと思う。上野まで行けばあるんだけどさ。なぜ進出してこんのですか。つくばExpでアキバまで行けよという話ではあるんだが。あとでかい本屋もほしいっちゃほしい。

体感的に言えば浅草には町田よりも10倍くらい飲み屋がある。上野あたりまで含めると100倍はあるだろう。いわゆる奥浅草、観音裏と呼ばれるあたりは住宅街の中に霜降り肉のように飲み屋が点在していて、ここだけでも相当数の飲み屋がある。恐ろしい街である。

しばらく体を休めたほうが良い

仕事場が中野にあり、住処が浅草にあると何が起きるかというと、東京を西から東、東から西の移動が頻繁に発生する。これがけっこう疲れる。いろんな路線のいろんな駅で乗り換えるのだけど、東京の東西移動で比較的楽なのは大江戸線で、時間帯にもよるがそんな混んでないし座れる確率が高い。地下鉄は東京を動き回るには便利だけど割と時間がかかる。kindleで漫画でも見てりゃ時間は潰せるんだけどね。

浅草は浅草で、楽しい町なので、つい遊びすぎてしまう。楽しみすぎてやらかさないか心配だ。浅草の中に自分をうまくすっぽりとはめ込むにはまだ時間がかかりそう。慣れてくれば楽になるかもしれないが、とりあえずしばらく何もせず体を休めたほうが良いかもしれない。どこかに無理が溜まってるかもしれないし。

浅草から見ると上野は確かに山で、しかもかなり登らなくてはならない。入谷、鶯谷辺りまでは平らでおよそ山手線の内側辺りから坂になり、谷中、根津などは山なので歩きにくい。根津と根岸は似ているが、根岸は平ら。本郷、湯島辺りも山。なので、だらだら散歩するには入谷、根岸辺りまでがよい。上野といっても御徒町あたりは平ら。最近は上野・御徒町あたりの飲み屋も禁煙がだいぶ増えているようだ。磯丸水産なんかもいつの間にか全席禁煙。すばらしい。養老乃瀧、全席喫煙可。すがすがしい。行かないけど。

東京の西側はだいたい坂だらけで中野も世田谷も坂だらけで、それに比べると浅草は歩きやすいのが良いといえば良い。

浅草飲み歩き2

浅草飲み歩きの続き。

ユーチューブで浅草飲みの動画など見ているのだが、ニュー浅草、神谷バー、焼きそばふくちゃん、あとホッピー通りなんかが出てくることが多い。

ニュー浅草は昔池袋辺りで飲んだことがある気がするんだが、ともかく、浅草以外のどこかで飲んでた。本場浅草の本店にも行ってみたんだが、とにかく人でごった返していて、落ち着いて飲むどころではなかった。

神谷バーにはまだ行ったことがない。みんなが行け行けいうところにはあまのじゃくだから行かない。あと電気ブランはそんな好きじゃない。

ホッピー通りの店には基本行かない。正ちゃんとあそこには行くけど。

水口食堂は禁煙らしいので今度行ってみようと思う。

君塚食堂も禁煙。17:00ラストオーダーなのもあってか、平日は女子(おばちゃん連中)の憩いの場となっている。

焼きそばふくちゃんにはまだ行ったことがない。そのうち行く。田原町にも焼きそば屋があったのだが閉店したそうだ。残念だ(東京都台東区西浅草1-1-18にあった花家という店2021年5月に閉店したらしい)。

食堂とか料理メインの店で酒とつまみだけ注文してよいものかどうかいつも迷う。

私もユーチューブ動画など録ってみたいのだが、なにしろ相手がいることだし、出演交渉するのもめんどくさい。でも今記録しておかないと近い将来行けなくなってしまうだろう。

浅草は瓶ビールを注文するとしれっと小瓶で出てきたりするから油断がならない。メニューに小瓶と書いてくれていればいいんだけどさ。基本的に観光地価格だと思って良い。中には安いところもある。君塚食堂は安いと思う。おでん盛り合わせ880円は分量を考えるとほかの町と比べても安い。今はおでんも高くなったからねえ。

房総料理木むらもアットホームな感じで良いと思った。ユーチューブ見たらめっちゃ顔出ししてワロタ。

正直ビヤホール本店の記事がこちらに。もとはと言えば吉原の中にあった正直という名のカレー屋だったらしい。今その建物(東京都台東区千束4丁目27-8)は一階部分が時間貸し駐車場になっている。更地にせずに二階部分を残したまま駐車場にしているのはけっこう無理やりな感じがするが、大きなお世話に違いない。

禁煙の店だけえりすぐって飲み歩きたいのだがなかなかそうもいかない。ときどき若い女性やら、あるいはおっさんやらがやたらとたかっている店があって(うなぎのおにぎりなんかの店だったりする)、気にはなるのだが、たぶん私はそういう店にはいかないほうがよかろう。良く行く店でも混んでるときにむりやり入り込むのはやめよう。すいているときにすっと行って1杯か3杯くらいで帰ろうと思っている。

ウナギ、フグ、寿司、その他高級料亭のたぐいにはたぶん行かない(その手の店は浅草は特に多い)。若い頃は肉料理が好きだった(特にホルモン焼きなど)が、今は重くて食べたくないのでいかない。じゃ刺身ならいいのかというとそうでもない。刺身は全然食べたくない。私にとって寿司はスシローで十分であり、刺身はスーパーの総菜で十分だ。日本酒と和食の店などというのが苦手だ。私は日本酒はもう、吟醸酒とか純米酒というのは飲みたくない。普通の本醸造を熱燗で飲めればそれで良いのだけど、今時なかなかそういう普通の店がない。ビールで始めて途中から熱燗も追加し、ビールをチェイサー代わりにして熱燗と交互に飲むという飲み方がしたい派なのだが、いまどきの和食屋ではそういうのはたぶん邪道なのだろう。

蕎麦屋や定食屋、食堂は難しくて、昼夜かまわず食事でも酒でもどちらでも良い(どちらも歓迎する)と言ってくれる店ならいいんだが、蕎麦はマストとか言われるともう行く気がしなくなる。私の場合外食は基本的に飲みにいくしかない。外食でうまいものを食いたいという気持ちは今はほとんどない。うまいものを食ったからなんだというのか。別にうれしくともなんともない。腹が出るだけではないか。まずいよりはうまいほうが良いけれども。あまり腹が膨れない程度に酒のアテになるものが食べれればそれでよい。食事もそうだが私には喫茶店というもののありがたみがまったくわからない。コーヒーが嫌いなわけではない。コーヒーは自分で淹れて家でゆっくり飲む派だ。喫茶店で周りががやがやしている中でコーヒー飲みながら仕事したり勉強したりするのがはかどる、という人は多いようだが私はそうではない。

朝5時くらいの浅草はほんとに車も人もなくて心地よい。朝9時くらいになると路上や地下鉄にせかせか歩く人がたくさんいてストレスフルになる。なるだけ朝早く移動したほうが良い。

観音裏から三ノ輪へ歩こうとすると吉原のど真ん中を突っ切るのが近いが、朝早くから黒塗りのアルファードみたいな車が駐まったり出たりして非常に歩きにくい。吉原はどの駅からも遠いのと、プライバシー的に車の送迎が多いのだろう。

浅草飲み歩き

郊外から都心へ向かう路線、たとえば小田急線なんかは、始発からすでに混んでいて座れない、というか、隣に他人が座っていると私は腰が痛くなってしまうので、そういう場合はたいてい立つようにしている。隣に座っている人が頻繁に肘を動かしているのもかなり気になる。

しかしながら都心の地下鉄、たとえば大江戸線などは、始発から6時台くらいまでは快適に座れるので(そのかわり足を組んだり投げ出したりするやつがいるが。銀座線、丸の内線、JRなどはもしかすると始発から混んでるかも)、だいたい17時くらいから飲み始め、20時には寝て、4時くらいに起きてシャワー浴びたりなどして、5時半くらいに家を出て、6時台に電車で移動しようかななどと考えている。

ただ早朝からたばこ臭い通りがあったりして非常に迷惑だ。

最近行った店で良かったところ。

正直ビヤホール分店。なにがどう分店なのかはわからないが、ひさご通りの北の出口あたりにある。正直飲み屋には見えない外観。ビール1杯800円は割高だがうまい。昔はキリンだったが今はサッポロにしたそうだ。食べ物はお通しの柿ピーと6Pチーズしかない。お通しはなぜか無料。お店のおばさんは面白い。10杯以上飲む人もいるという。10杯飲むと8000円だ。ちょっと信じられない。しかし確かにここのビールはおいしくて何杯でも飲めてしまう気がして怖い。グラスが薄くてきれい。もうひとりいた客は12杯くらい、1万円以上飲むそうだ。つまみは柿ピーと6Pチーズしかないのに!ママとだべりながら延々とビールを飲むらしい。私は2杯で出たが後で通りがかったらまださっきの客はいた。浅草でも特別に変わった店と言って良いだろう。浅草に来たら神谷バーなんかに行くよりかまずこの店に行くべきだ。

ホッピー通りのあそこ。「あそこ」が店名。比較的安価。たけのこ煮、身欠きニシンなどのお惣菜が良い。お店のおばさんは面白い。ホッピー通りには珍しい「純日本居酒屋」。

千鶴。女性二人でやってる。浅草にしては安い。居心地も良い(たまたま客が少なかっただけ?)「八代亜紀セット」1000円。ぬる燗とスルメのセット。私は熱燗にしてもらった。ぬる燗とか冷(常温)が好きだった頃もあるんだが、本醸造は熱ければ熱いほど旨いと思う。冷たいと本醸造の悪いところが出る。甘くないほうが良い。近頃はみんな冷酒ばかり飲むようになった。

愛ひめ(えひめ)、ここは禁煙なのが良い。愛媛料理。店のママさんが良い。男闘呼組のポスターが貼ってある。

だるま。浅草には「だるま」という店がいくつもあるがこれは初音小路にある居酒屋。店のママさんが面白い。混んでいて入れないことが多いが空いているときにいく。

小江戸天才焼きそば屋。地下街。たまに行く。店主が面白い。禁煙。

安兵衛。立ち飲み屋。料理は確かに安い(立ち飲み価格)が酒はそれほど安くはない(浅草価格)。たいてい混んでいる。店内は一応禁煙。

のんき屋。立ち飲み屋。いっぷく横丁、翁そばの向かい。なんとも言い難いがときどき行く。

ほていちゃん。ひさご通りの南の出口にある。安い。禁煙。チェーン店だが割と行く。カウンターが満席なときが多く、そういうときは行かない。浅草は案外立ち飲み屋が少ない。ほていちゃん、のんき屋、安兵衛。他にはもう無いかな?

洒落者、浅草スタンド、などがあるらしい。

ぽんず。禁煙。悪くない。和食。

コトヨン。寿町四丁目なのでコトヨン。浅草というよりは蔵前、いや、最寄り駅的には田原町か。禁煙。悪くない。ここ、浅草と蔵前の間の裏通りには透明書店をはじめとしてなんだかハイソサエティな店やカフェが点在している。

一時期ハイボールばかり飲んでいたが体がウィスキーに飽きたのか最近はビールばかり飲んでいる。