月別アーカイブ: 2016年7月

αλέξανδρος φιλίππου μακεδονων

Alexandros Philippou Makedonon、 フィリッポスの子アレクサンドロス、マケドニア王の。 Alexandros は単数主格。 Philippou は複数属格。 Makedonon は複数属格。 「エウメネス1」でアマストリナという名で出てくる女性の名は英語表記では Amastrine、Amastris。 貨幣には AMAζTPIEΩN (Amastrieon)、 AMAζTREΩζ (Amastreos)、 AMACTPANΩN (Amastrianon)、 AMACTPIC (Amastris)、 AMACTPIANШN (Amastrianun)、 AMACTPIAлOI (Amastrinoi) などと刻印されている。 たとえばビュザンティオンはビュザントスという王様が作ったからビュザンティオンと言う。 これも複数属格である。 王や神が複数形をとることはあるのだろう。 そしてその複数属格が名詞化して国名になる。 アマストリエオンは、従って「アマストリエ」の複数属格であって、国の名前であったと考えられる。 最も原音に近い名は「アマストリエ」或いは「アマストリー」であったかもしれない。 ただし今もトルコには「アマスラ」という地名があるので、もともとは「アマストラ」という名であったかもしれない。 Amastris と Amastrine の語尾は何語なのか… 続きを読む »

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小説の体裁

twitter の自己紹介に「小説のようなもの」をKDPで出版してます、 などと書いてたのだが、 こんど出す「エウメネス2」と「エウメネス3」に関しては、 自分の作品ながら「小説のようなもの」呼ばわりするのは変な気がした。 失礼な気もする。 それで若干自己紹介を書き換えたのだが、 なんでそう思ったかと自己分析してみた。 「エウメネス1」はもともとは私が勝手に書いた「小説のようなもの」なのだが、 これはけっこう売れたので、 お金を払ってくれた人に対して失礼な気がする。 お金を払って買ってくれた人はこれを「小説のようなもの」ではなくて 「小説」という商品として買ってくれたわけである。 つまり、ものを売るということはそういうことなわけで、 自分のものだからといってむやみに卑下してはならない気がする。 「エウメネス2」と「エウメネス3」は初めて予約注文でやったが、 予約者も(そんな多くはないが)いて、 書いている最中から、読者、というより、買ってくれる人、を意識して書いた気がする。 「エウメネス1」を買ってくれた人にまた買って貰いたいという気持ちで書いた。 もっと言えば、夏目書房新社で紙の本を出版してもらい著者紹介にも少し書いてもらった(その紹介文は非常に恥ずかしいものだったが。CiNii にまで載ってしまった。なおさら恥ずかしい)。 ちょこっとだが編集会議のようなこともしたので、私が独断… 続きを読む »

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エウメネス2 ― イッソスの戦い ―

最初は「エウメネス2」か「イッソスの戦い」かどちらにしようか迷ったが、 結局間をとって「エウメネス2 ― イッソスの戦い ―」とした。 図版無し90枚くらいのはずが、図版あり225枚くらいになった。 かなりの大作だ。 最終的には250枚くらいになるだろうと思う。 「イッソスの戦い」がメインなのだが、だんだん書いていて「テュロスの戦い」もけっこういけるんじゃないかなと思えてきた。 この「テュロスの戦い」だが、あまり深く掘り下げて書いたものはなさそうだ。 むろん、イッソスにしろ、テュロスにしろ、アリアッノスの「アレクサンドロス東征記」を下敷きにしているわけで、 こちらのほうが細かいといえば細かい。 しかしほかの文献で補完したりしてかつ私なりの脚色と考察を加えているわけだから、 私のほうが詳しいといえば詳しい。 割と良い出来だと思う。 先に書いた『エウメネス』だがだいぶ整合性がなくなってきたので、少し書き換えた。 少しだけだけど。 最新版ダウンロードはアマゾンに個別にリクエストしてください。すみませんが、よろしくお願いします。 変えたところというのは、 まず、カルディアというポリスのことを誤解していた。 カルディア == トラキアのケルソネソス半島だと思っていた。 実際にはケルソネソス半島のごく一部。 また、エウメネスの母をトラキア人としていたのだが、フリュギア人に統一。 しかし、『ヒス… 続きを読む »

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