月別アーカイブ: 2014年7月

「とある」と「かかる」

「或る」を「と或る」と書く表現がはやっていて、特に、 ラノベのタイトルに唐突に用いられるのがよく見受けられる。 なぜ「ある」と書けばよいところをわざわざ「とある」と書くのかという疑問がわいてくるのだが、 文法的に間違って… 続きを読む »

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会話記号

[『山月記』の会話記号](http://ameblo.jp/muridai80/entry-11901836130.html)。 確かに中島敦は句読点やカギ括弧の使い方にかなりのゆらぎがある人で、 私としてはそれに好感を… 続きを読む »

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労働からの解放

H・G・ウェルズのタイムマシンというSFでは未来の人は働く必要がなくて、 ずっと子供のまま成長せず、遊んで生殖活動だけしていると描かれている。 人類は文明が発展して労働から解放されつつあるのは確かだが、 同時に労働を奪わ… 続きを読む »

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安積

たまたま郡山に行っていたのだが、郡山と言えば安積(あさか)である。 > 安積山かげさへみゆる山の井の浅き心をわが思はなくに 極めて古い歌である。 > 安積香山 影副所見 山井之 淺心乎 吾念莫國 > 右歌傳云 葛城王遣于… 続きを読む »

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山家心中集

岩波書店の全集あるいは岩波文庫などでは、 勅撰集は定家の新勅撰集まででそれ以後の歌集がほとんどない。 8代集以降の21代集やら数々の私家集は、確かにおおむね退屈だが読まなくて済むものではない。 特に私は最近、正徹に注目し… 続きを読む »

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