月別アーカイブ: 2017年4月

三ヶ月くらい完全に作品の世界に没入していると、元の世界が完全にスワップアウトされてしまい、 元の世界に戻れなくなってしまう。 通説を覆す作業を延々とやっているわけで、 つまり誰も信用しない、自分自身すらも信用しない、 すべてを疑い否定するということを、根を詰めて、三ヶ月もやると、社会復帰できなくなる。 たぶん、三ヶ月ばかり引きこもって他人と会わなかったりしても同じこと(社会不適合現象)が起きるのではないかと思う。 社会から切り離された生活をしていればずっとその状態にい続けることもできたかもしれないが、 私にはそれは許されてない。 ウミガメやクジラがときどき水面に出て来て呼吸するように、 ずっと潜りっぱなしで創作活動できるわけではないのだ。 だいぶ前から精神的に病んできたような気がしていたが、 病気や肉体的な衰えに加えて、やはり、こういう自分を狂気に追い込むような執筆スタイルが、 精神をさいなんでいるのだと思う。 町の中を歩くときは人と多少ぶつかっても気にしない能力が必要だ。 もしいちいち気にしていたら、気が狂ってしまうだろう。 人と交わって生きるとはそういうことだ。 「血統」だとか「封建制」だとか言うが、 実際には「血統」でも「封建制」でもなんでもないことを言っていることが多い。 というか「血統」だけですぱっと割り切れていれば問題は発生しない。 1の次は2で、2の次は3でと、 自然… 続きを読む »

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皇室典範増補中改正ノ件他三件審査報告

今回御諮詢の皇室典範増補中改正ノ件、皇族身位令中改正ノ件、皇統譜令中改正ノ件及び皇族ノ降下ニ関スル施行準則廃止ノ件につき、本官等審査委員を命ぜられ、本日十三日委員会を開き、宮内大臣及び関係諸官の弁明を聞いて、その審査を遂げたのである。 今、本案各件の要旨を述べれば、次の通りである。 第一 皇室典範増補中改正ノ件 皇室典範増補の現行規定によれば、王は、勅旨又は情願により、家名を賜い、華族に列せしむることあるべき旨を定め、臣籍降下の王の妃並びに直系卑属及びその妃は、内親王又は女王も、王とともに降下することとなるのであるが、王の直系尊属又は姉妹たる内親王又は女王については、婚姻に因る外、臣籍降下の途が拓かれていない。然るに終戦後の国情の変化により、あらたに、内親王及び女王についても、単独に、臣籍降下の途が拓かれるのを適当とする情況を生ずるに至ったので、ここに本件を以て(一)臣籍降下の皇族の範囲に、王の外内親王及び女王を加へ、(二)臣籍降下の内親王及び女王は、その親族たる臣籍降下の王の家に入ることが望ましい事情の存する場合も予想せられ、また、華族の制度は、日本国憲法の施行とともに早晩廃止せられるのであるから、臣籍降下の皇族に家名を賜い、華族に列せしむるの規定を除こうとするのである。 第二 皇族身位令中改正ノ件 本件は、前記の皇室典範増補の改正に伴うものであって、(一)皇族身位令の現行規定に… 続きを読む »

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うつせみの このよのことを しるほどに わかかりしひは しらざれど しりにしのちは あぢきなく しなめしなめと おもへども いまだにいきて ただゑひて 日々をおくりて はるはきて いつかはしなむ いまこそしなめ 反歌 愚かなる 世に生まれけり 愚かなる 我が身に生くる かひなかりけり

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