ペンネーム

山崎夏海は、[岩崎夏海](http://www.yoshidamasaki.com/iwasaki/)に似ているという指摘をうけたのだが。
なんかめんどくさいなあ。確かに似ていると言われれば似てるけど。
作中の登場人物とかペンネームとかは、一応ググってみて、有名人が居ないかどうかは確かめるよ。
でも完全に一致してなければわからんわけで、一部似ているというだけでは、知らんものは知らんのだから、
防ぎようがないのだよね。
山崎夏海というのは、もともとは、私が書いた(現在某新人賞に応募中の)小説の中に出てくる主人公の
「山崎菜摘」というのを、少し変えただけのもの。
菜摘を夏海に変えたことで、ややマイナーにしつつ性別を不明にしたつもりであったが、
そういう名前の作家が居たとはしらなかった。
メインのペンネームは田中久三で、山崎夏海で書くことは(『超ヒモ理論』の続編を書くとかいうことがない限り)、
まあありえないので、実害はないと思うのだが。

ちなみに、田中久三というのは、tanaka0903 というユーザ名が先に出来た。
0903 は 2009年3月から、新たにブログを書き始めたというだけの意味であり、
tanaka は日本人のありふれた名前というだけ。
つまり極力無意味な、anonymous な名前をつけたつもりだ。
[不確定申告](http://d.hatena.ne.jp/tanaka0903/20090302)にその痕跡がある。

山崎夏海

山崎夏海というペンネームで、パブーで『[超ヒモ理論](http://p.booklog.jp/book/24099)』というものを書いた。
田中久三とは完全に別に書こうかと思ったのだが、
できるだけたくさんの人に読まれた方が良いと思い、ここからリンクすることにする。

『超ヒモ理論』は完全にパブーのエディタだけを使って書き下ろしたものだ。
三日くらいで書いたが、その後も微妙に書き足したり修正したりしている。
完全無料。

その代わりと言ってはあれだが、『棟梁三代記』の方は有料設定に戻した。

言語の起源

[やはり人間の起源はアフリカ? 世界のすべての言語は石器時代のアフリカ言語から生まれた](http://rocketnews24.com/?p=88817)。
アフリカの言語が一番音素が多く、そこから遠ざかるにつれて音素が減っていく、という傾向がある。

思うに、人類が、最初に言語を獲得したときには、単語というものはなくて、音素だけがあったのだろう。
一つの音素が一つの概念を表していた。
だから、できるだけたくさんの音素が必要だったのではないか。

そのうち、音素を組み合わせて単語を作るようになると、音素はそれほどたくさん必要ではなくなった。
さらに文法ができて、より複雑な表現が可能になった、と考えられるのではなかろうか。

仮に、親から全く言葉を習わない人間の集団があったとしよう。
たとえばオオカミに育てられた子供が数十人程度居たとする。それを出発点としてみよう。
彼らは身振りや手振り、口から出す音などで意志を伝えようとするだろう。
口から出す音、つまり声だが、最初は単語という概念がないから、声の一つ一つに、それぞれの意味を持たせたのに違いない。
世代交代していくうちに、その声、つまり音素のレパートリーは増えていくに違いない。
しかし千くらいまで音素が増えるともうそれ以上は増やせない。
しかし、概念というものはそれよりも多くなっていく。
そこで複数の音素を組み合わせた単語というものが生まれたのではないか。

だから、人類の故郷であるアフリカには、未だに多くの音素が残っているのではなかろうか。