革命児サパタ

シェンムー2.
少しおもしろい.

「革命児サパタ」というのを見た.
すこしおもしろい.
メキシコの歴史についていかに無知だったかを知る.
革命とか戦争でもメキシコ人は常にソンブレロをかぶっていてユーモラスだ.
公平にみえる.しかし,アメリカ人の視点で作られたものには違いない.
メキシコ人ならもっとアメリカ資本を呪うに違いない.

「ジェロニモ」というのを見た.
少しおもしろい.
白人はいくら殺してもつぎから次に涌いてきた,ということなのだろう.
農業と産業革命の勝利というべきか.

「アパッチ砦」というのもみた.
超つまらない.途中放棄.

1965年くらいの日活を飽きるほど見てみたいのだが,まったくビデオレンタル屋にない.
カストロやゲバラやホーチミンや毛沢東の映画もない.
おそらく世の中にはビデオレンタル屋に並んでいるよりは 100 倍より多くの映画があり,
そういう映画の中には私のみたいのがかなりあると思うのだが.

レンズ豆

レンズ豆はレンズに似ているからレンズ豆というのではないのである.レンズがレンズ豆 (lentil) に似ているのでレンズ (lens) というのである!レンズ豆はなんと創世記に出てくる.アブラハムの子イサクは,リベカと結婚し,妻リベカは双子の子エサウとヤコブを生むが,創世記 25:27~34(新共同訳)

二人の子供は成長して,エサウは巧みな狩人で野の人となったが,ヤコブは穏やかな人で天幕の周りで働くのを常とした.イサクはエサウを愛した.狩りの獲物が好物だったからである.しかし,リベカはヤコブを愛した.ある日のこと,ヤコブが煮物をしていると,エサウが疲れ切って野原から帰って来た.エサウはヤコブに言った.「お願いだ,その赤いもの(アドム),その赤いものを食べさせてほしい.私は疲れ切っているんだ.」彼が名をエドムとも呼ばれたのはこのためである.ヤコブは言った.「まずお兄さんの長子の権利を譲ってください.」「ああ,もう死にそうだ.長子の権利などどうでもよい」とエサウが答えると,ヤコブは言った.「では今すぐ誓ってください.」エサウは誓い,長子の権利をヤコブに譲ってしまった.ヤコブはエサウにパンとレンズ豆の煮物を与えた.エサウは飲み食いしたあげく立ち,去って行った.こうしてエサウは長子の権利を軽んじた.

最近読んだ某という本では,アメリカのエグゼクティブは大量の活字を読む速読術を身につけていて,一週間で聖書の三倍の文章を読む,とか書いてあった.そりゃあ嘘だろう.嘘ではないかもしれないが,新約だけのことを言っているのかもしれない.旧約は新訳の約三倍あるからね.