月別アーカイブ: 2013年10月

青空文庫的有料キンドル本

青空文庫とは限らず、 著作権切れの本を、無料でキンドルで読むにはという話は割とみるが、 有料でも良いからキンドル本で買いたい、という話はあまりまだないようだ。 与謝野晶子訳の源氏物語は買った。 青空文庫だと「桐壺」「箒木」みんなばらばらなのを一冊にまとめて100円。 まあ買っても良いかな。 昔電話帳みたいなの高い金出して買ったが家が狭いので捨てたくちなんで、まあいいかな。 レ・ミゼラブル。まあこれもちまちま青空文庫で読んでもいいんだが、 キンドル本で一冊にまとまって47円。 まあ買ってもいいんじゃないのかという気がする。 赤と黒とかパルムの僧院とか。スタンダールは好きだから、100円なら買っても良いと思うが、 まだ著作権切れてなさそうだな。 永井荷風全集とか菊池寛全集が100円なら買ってもよい。 50円とか100円なら買って良いというものは割とある。 頼山陽全集なら1000円以上でも買うんだがなあ。 まあどこもださないだろうなあ。 当分。 『司書夢譚』でも書いたんだが、『儒林外史』とか『紅楼夢』とかあの辺の中国の長編小説の和訳が出てくれると助かるのだが。 何しろかさばるし重いし。 そうだなあ。1000円でも買ってもいいかもしれんね。 まあどこも出さないだろうなあ。 勅撰21代集全集とかあれば、まあ、2000円出してもいい。 絶対出ないがね。 今回の『古今和歌集の真相』だが、ダウンロ… 続きを読む »

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メモ

President Online * [藤井太洋「電子書籍」のつくり方 デジタル時代の重要人物に訊く「実践マーケティング戦略」第1回 ](http://president.jp/articles/-/10758) * [藤井太洋「電子書籍」のフェアな売り方 デジタル時代の重要人物に訊く「実践マーケティング戦略」第2回 ](http://president.jp/articles/-/10761) * [藤井太洋「電子書籍」の広め方 デジタル時代の重要人物に訊く「実践マーケティング戦略」第3回 ](http://president.jp/articles/-/10763) * [ダイレクト文藝マガジン 002号「藤井太洋インタビュー / KDPノウハウ本メッタ斬り!」](http://www.amazon.co.jp/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E6%96%87%E8%97%9D%E3%83%9E%E3%82%AC%E3%82%B8%E3%83%B3-002%E5%8F%B7%E3%80%8C%E8%97%A4%E4%BA%95%E5%A4%AA%E6%B4%8B%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC-KDP%E3%83%8E%E3%82%A6%E3%… 続きを読む »

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班田収受

班田収受というのが基経の時代、元慶3年(879年)に行われた。 実に50年ぶりだったという。 これは明らかに基経主導だっただろう。 [元慶官田](http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%83%E6%85%B6%E5%AE%98%E7%94%B0)など。 元慶2年(878年)出羽国蝦夷俘囚の反乱というのは班田収受を強行しようとしたことに対する反発で、 それを鎮圧したということだろう。 高子が元慶寺を元慶元年に建立しているのだが、その出費がかさんだためではなかろうか、 などと考えてしまう。 [藤原高子の発願により建立。僧正遍昭を開基](http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%83%E6%85%B6%E5%AF%BA) とある。 高子は元慶2年にも[山城国愛宕郡(京都市左京区岡崎東天王町)に東光寺を建立](http://kotobank.jp/word/%E8%97%A4%E5%8E%9F%E9%AB%98%E5%AD%90) とあって、後に高子は東光寺僧(座主?)善祐と密通したとして皇太后位を剥奪される。 ともかくこの時期高子ちゃんは自分の子供の陽成天皇が即位して、国母となれてものすごくうれしくて、 たくさん寺を建立しちゃったんですよ。 夫の清和天皇は外に女を作りまくるしね。 お兄ちゃんの基経は一生懸命税金を集めまくるんで… 続きを読む »

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堀辰雄

『[風立ちぬ](http://www.aozora.gr.jp/cards/001030/files/4803_14204.html)』 を読んで、 なんだこりゃと思ったから 『[菜穗子](http://www.aozora.gr.jp/cards/001030/files/4805_14353.html)』 『[あひびき](http://www.aozora.gr.jp/cards/001030/files/55418_49022.html)』 『[ルウベンスの僞畫](http://www.aozora.gr.jp/cards/001030/files/55426_49029.html)』 などをざっと読んでみたのだが、 特に『あひびき』という題は二葉亭四迷を思わせるが、ごく短編なので、すぐに読むことができるだろうから、 読んでみると良いと思う。ちょうど、『風立ちぬ』の「序曲」くらいの長さで、 彼はまあ、詩のように短い特徴的な文体の短編、もしくはそれに日記のようなものを付加した私小説のごときもの、 を書く人だったことがわかる。 いずれも軽井沢の避暑地で女の子とどうしたこうしたというような話であって、なんともたわいない。 大正の金持ちの文学少年の書くものだ。 > 「やあ、薔薇が咲いてゐらあ……」と、いくぶん上ずつた聲で云つた。 > 「あら、あれは薔薇ぢやありませんわ」少女の聲はまだ… 続きを読む »

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99円

で、KDPセレクトの90日中に5日間の無料キャンペーンなんだが、 新刊でちょろっと配布されて、 二回目からはほとんど意味がない。 私としては99円で売ろうが250円で売ろうが、買う人はあんま気にしてないだろうし、 250円だと印税70%だが、99円だと35%になるんで、 99円にすると250円にするよか6倍売らないと同じもうけにならんということになる。 だけどなんか、99円とか100円とかのが主流な気がするし、 有料で何部売れたかというのは割と重要な気もするんで、 一度全部99円にしてみようと思う。 それにはKDPセレクトが切れるのを待つ必要がある。 ※追記 KDPセレクトが切れるのを待つ必要はない。 ともかく1000部とか2000部とかコンスタントに売れんことには意味ない。 35%で99円で1000部だと3万円くらいしか儲からないんだが、まあいいや。 儲けがーとか言ってる段階じゃないしな。 99円に設定しておいて、細く長く売れ続けるのも一つの戦略かもしれんと思う。 いろいろ試してみるのはいずれにしてもよいこと。 250円+KDPセレクトでまず無料キャンペーンやったらしばらくして99円にすりゃいいのかもしれん。 自分で買おうというときも250円だと何か心理的抵抗があるように思える。 じゃあ、99円なら気楽に買うかというとそれも違う気がするが、 日常生活では、大した額ではないのに不思… 続きを読む »

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ハリーポッター

知り合いの子供がハリーポッターを読んでいたので読ませてもらうと確かにおもしろい。 明らかにかいけつゾロリよりはおもしろい。 どこがおもしろいかと聞いてみると「全部」だという。 登場人物では誰が一番好きかなどという具体的な質問をしてみても「全員」だなどという。 これでは書評にならない。 まあ子供というのはそういう全体把握から入るのだろう。 分析的なアプローチというのは大人がやることであり、 逆に、子供の頃から分析しかできなければろくな大人になれぬということだな。 で書評だけど、 よく考えるとこれは難しい仕事だ。 主人公のハリーポッターが布団の中で隠れて読書をしたり勉強したりする。 学校も宿題もない夏休みが嫌いだ、とか。 課題や宿題が大好きだとか。このへんが笑える。 おそらく作者の子供の頃の実体験、実感なのだろう。 こういうのは早熟な文学少女にはありがちである。 そこがおもしろい。 童話形式のファンタジーに埋め込まれた、作者の屈折した心理の告白的なもの。 男の子というのはこういうふうにはあまりならないと思うが、 それを男子のハリーに投影しているのがまたおもしろい。 しかしいまだにエウメネスだけが売れているのだが、 あのヒストリエという漫画の主人公がなんでエウメネスなのかということを、 誰もが不思議に思って調べようとして私の小説を買うのだろう。 だが、エウメネスについてはほとんど何も知ら… 続きを読む »

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老後の資産

[「自分の資産・貯蓄に満足」4割強、高齢者ほどより満足に](http://www.garbagenews.net/archives/2003877.html) という記事を読んで思ったのだが、 高齢者だからといって自分の資産に満足しているわけではないと思う。 ただ、もう後10年か20年しか生きられないというのに金儲けや出世なんかで無駄に時間を費やしたくないだけだろう。 40歳くらいまでなら、自分の将来に不安があるし、 自分がどこまでやれるか試してみたい気もあり、 また体も動くから、 貯金も資産もこれで十分という気持ちにはなれない。 しかし50歳くらいで体を壊したりしていつ死ぬかもしれんと思えば、 あくせく仕事をするのがばからしくなる。 今日寝て明日の朝は目を覚まさないかと思うと、仕事なんてどうでも良い気になる。 というか定年後も、老後の金は足りているはずなのに、 パートタイムのような形で仕事を続けたり、名誉職みたいな形で仕事にしがみついてる人がいるが、 ああいうのの気がしれない。 たぶん自分が職場で必要とされていると思いたいのだろう。 あるいはただの名誉職なのに偉くなった気分になれるのだろう。 不思議としかいいようがない。 だいたいそういう連中ほど典型的老害で社会の邪魔であって、 さっさといなくなったほうがいいやつばかりだ。 城山三郎『毎日が日曜日』ってのがそれだわな。ただの仕事中… 続きを読む »

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某中華料理屋にがっかり

某中華料理屋で食事をしたのだが、 まあ、値段相応というか、見かけだけというか。 やっぱ中華料理屋というのは横浜中華街の路地裏で中国人夫婦がやってる狭くてこ汚い店とか、 逆にほんとうの超高級店くらいでないと、 料金に見合わないのではないか。 ていうか日本は中国に近いせいでうまい中華料理なら割と簡単に食べられるのに、 日本の、おそらく大手外食チェーンが経営していると思われる、 べつにうまくもなく安くもない店に行く必要はないと思う。 しかも、今時、餃子の王将ですら全席禁煙なのに、 昨日いったところは分煙はされているがかなり遠くの席から煙がただよってくる。 空調の空気の流れを工夫しさえすれば、こういうことは防げるはずだ。 しかしそれほどの配慮も、経営者にはないということだろう。 完全に失敗だった。 年をとると北大路魯山人がいうように舌がおごってくる。 長年かけて獲得した知識や経験によるものが大きい。 たぶん料理よりは酒のほうがその傾向は強いだろうと思う。 私が二十歳くらいのころは餃子の王将となか卯の牛丼と富士そばが好きだった。 今でも好きなのだが、 そういうわかりやすいものの味覚はあまり変化ない。ぶれない (逆に牛丼やカツ丼や餃子のうまいまずいを言い出したら病気の一種だろう。もちろんまずい餃子というものはあるわけだが)。 そしてコストパフォーマンス的にここらを基準に考える。 ここらは値段が… 続きを読む »

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レバンテ

京葉線のホームは東京駅と有楽町駅のちょうど中間くらいにあって、 真上に東京国際フォーラムが建っている。 つまりかつての都庁の地下にある。 東京駅まで戻るのもかったるいし、そのまま地上に出て、 近場でなんかちょっと食事しようと思って入った[レバンテ](http://www.okr-j.co.jp/) という店だが、実は昭和22年からある店で、 都庁再開発のために国際フォーラムの中に移ったらしい。 きちんと分煙されていて、 料理も酒もまあまあで、何よりながめがよい。 気持ちの良い店だった。 京葉線から地上に出てすぐに見つけたにしては良い店だったと思う。

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食事

この年まで立ち飲み屋とか居酒屋とか焼き肉屋ばかり開拓してきたので、 いざ食事をしようとしてもどこも知らない。 もしかしたら自分に合った料亭とかあるのかもしれんが、まったくしらん。 しらんものはしらん。

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