和歌とプロパガンダ
伊東静雄の詩を読むと、 当時の日本人の昂揚と、そこから突き落とされた絶望が刻まれていてつらい。 伊東静雄は戦前はドイツ語訳風な漢語調の硬派な詩を作った。 しかし戦中は大和言葉で詩を作った。 戦後、ふつうの話し言葉で詩を書… 続きを読む »
伊東静雄の詩を読むと、 当時の日本人の昂揚と、そこから突き落とされた絶望が刻まれていてつらい。 伊東静雄は戦前はドイツ語訳風な漢語調の硬派な詩を作った。 しかし戦中は大和言葉で詩を作った。 戦後、ふつうの話し言葉で詩を書… 続きを読む »
なんか最近は割とツイッターを読んで書くようになった。 わざわざこのブログのリンクを貼るようなことはしないが、 興味をもった人はリンクを貼らないでも読みに来てくれると思う。 ツイッターでフォロワーを増やそうとしているのはむ… 続きを読む »
以前に[京極派](/?p=9207) で、丸谷才一は京極派というものがまるでわかってないんじゃないかと疑いを持ったのだが、 この「文学全集を立ち上げる」という本を読んでますます疑念は深まった。 日本文学全集に古今集と新古… 続きを読む »
丸谷才一「文学のレッスン」のp152に「日本に学者はいなかった」という章がある。 非常に困惑する章題なのだが、本文を読んでみると、 「近代日本文学では学問が軽蔑されていた」、とか、 「小林秀雄は明治憲法で中村光夫は現行憲… 続きを読む »
丸谷才一は「文学のレッスン」の中で p124 > 「平家物語」は、前半の主人公は平清盛、後半の女主人公はその娘である建礼門院徳子という形になっていて、このバトン渡しがうまくいっているせいで成功している。 と書いている。 … 続きを読む »