tomb raider 3

tombraider シリーズの最高傑作は、やはり tombraider 3 だよな、
とか思いながら、気分転換にやり始めたわけですよ、たぶん、1年か2年ぶりくらいに。
しかも、MacOS 9 版ですよ、最高クオリティのね。
最初、Windows Xp でやってたらフリーズしまくりなんですよね。
だから MacOS9 で。
いやあ。すばらしいゲームだよなあ。

そんで、今 Nevada なんだけど、military police に捕まっちゃうのだが、
直接 MP を殺すのではなく、囚人を脱走させてその囚人に MP を殺させる。
なるほど、ただのごろつきを殺すのは許容範囲だと。
毒蛇やハゲタカを殺すのも良いと。
しかし、MPは普通の軍人なので殺すのはまずい罠。
だけどMPに捕まったのは不可抗力で、脱獄するのは仕方なく、その際、
囚人を味方に付けるのは道義的に許される、という解釈なのかなあ。

たぶん、TR3 はあまりにも売れすぎたんだな。
人気が出ると社会問題化するわな。
それで、4や5以後はもっと毒の少ない内容になってしまった。
そんな気がする。

まあ、そんなこと言ってしまえば、call of duty や gears of war はどうなんだということになるよね。

トゥームレイダーシリーズはインディージョーンズを見ておくと理解が早い。

トゥームレイダーはシューティングゲームとしてみた場合にはぬるくて仕方ない、
しかし当時の私には、
結構難しかったんだな、ボス戦が。
ボス戦的にはトゥームレイダーは極めて難易度低い部類に入る。
単なるレベルクリア時のイベント的なもの。

武士の歌

新選組始末記には、武士の歌の引用も多い。
清河八郎

> 魁けてまたさきがけん死出の山迷ひはせまじすめらぎの道

> 砕けてもまた砕けても寄る波は岩角をしも打ち砕くらむ

> 君はただ尽くしましませおみの道いもは外なく君を守らむ

宮部鼎蔵

> いざ子供馬に鞍置け九重の御はしのさくら散らぬその間に

田中寅蔵

> いづかたも吹かば吹かせよこの風よ高天原はまさに吹くまじ

> 四方山の花咲きみだる時なれば萩もさくさく武蔵野までも

松田重助

> 一筋に思ひこめてし真心は神も頼まず人も頼まず

伊東甲子太郎

> 夜の鶴子を思ふやみに迷はぬぞげにたのもしきやまと魂

> 世のために尽くすまことは三島なるかしこき神もしろしめすらむ

> するがなる富士に積もれる白雪はすめら御国の光なりけり

> ちりひぢの身はいかにせむけふよりはすめら宮居の守りともがな

> ますらをの涙の雨のかかる夜に道なたがへそ雲のうへ人

> ますらをの武き心のさきがけて世にも知られむ梅の香ぞする

> 数ならぬ身をば厭はで秋の野に迷ふ旅寝もただ国のため

> 国のため落つる涙のそのひまに見ゆるもゆかし君のおもかげ

鈴木三樹三郎

> 死にてなほ君につかふる真心は千歳を経とも朽ちるものかは

うむ。やはり伊東甲子太郎が数も多いが出来も良い。
というか、きちんと詠んでいる。
出身が水戸の近くだから、水戸学の影響を受けているようにも思える。

子母沢寛

相変わらず、子母沢寛「新選組始末記」を読んでいるのだが、
この、芹沢鴨や坂本龍馬などの暗殺の描写というのは、
おそらくは子母沢寛が新聞記者時代にこつこつやってきた独自取材なのであって、
新選組始末記が初出であって、
他の時代小説や漫画などはみなこれを典拠にしているものと思われる。
つまり、暗殺などがあって50年近く後に聞き取り取材したわけだから、
相当な誇張や脚色、思い違いや聞き違いが混じっていただろうけど(成立時期のタイミング的には平家物語などに近い)、
真実はともかくとして、
いやむしろ漫画や小説のネタとしては、子母沢寛の残した資料は非常に便利なものだったに違いない。

「座頭市」ももともとは子母沢寛の書いた簡単なメモ書きまたはごく短い小説に由来するという。