ずーっと家にいて人に会わず、寝たいときに寝て、おきたいときに起き、仕事したいときに仕事していると、酒を飲みたい気持ちもおこらなくなる。
竹取の翁みたいな生活、つまり、山の中で竹を切って竹細工を作って売りに行って働きたいときに働くというような生き方をするのが自分には一番向いていて、ストレスを抑えるために酒を飲む必要もなく、病気にもかからず長生きできたのかもしれなかった。今の時代でいえば田舎暮らしでリモートワークみたいな。
しかしながら私の場合、仕事が増えると増えたなりになんとかこなしてしまい、さらに仕事が増えてもだんだんにこなせる量が増えていき、しかしながら一方でストレスもまた増えていって、飲む酒の量が増え、心臓を悪くしてしまったのかもしれない。
田舎から出てきた私は都会でおもしろおかしく毎日を暮らしているともいえるんだけども、人生の選択肢を間違えたような気もする。
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