子供には一番苦痛なこと

ご飯、パンは極力食べない。海苔、とろろ昆布、らっきょう、紅ショウガ、納豆、そんなものをつまみにビールを飲む。しらたきをめんつゆでゆでて食べる。しらたきはどんなに蕎麦のように調理しても蕎麦の味にはならない。蕎麦は蕎麦。そうめんはそうめん。彼らの炭水化物的味わいはこんにゃくでは決して出ない。それでもやはり炭水化物を摂るわけにはいかない。

牛乳は低脂肪もしくは無脂肪。ヨーグルトも低脂肪または無脂肪。ゆで卵は一日一個。脂肪の少ないできるだけ良質な蛋白質を摂るようにしている。植物か動物かはあまりこだわってない。豆腐やかまぼこなどは割と気にせず食べる。

昔の人は栄養の知識なく断食など修行して危険だった。修行には意味があると思う。自分と向き合い自分と戦う。しかしときどきわずかに米の粥を食うなどという断食は危険だ。燃料だけとって体を作る材料がない。蛋白質を摂っておけば材料にも燃料にもなる。まあ、割と安全に修行ができる。

子供を観察していると正義感や競争心などというものは本能で最初から備わっている、ある意味低級で幼稚な感情のように思える。本能に逆らう克己心、自制心などの方が高級であり、それを鍛える簡単でオーソドックスな方法がダイエット、断食、その他の修行なのだと思う。何もしないということ、禅宗臭く言えば唯、座るということ。それが子供には一番苦痛であり、反本能的であり、反無意識的であり、2500年前に仏陀らが到達した自己制御の技術の本質なのだと思う。

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