夫人

ベンジャミン・ヤン著『鄧小平 政治的伝記』など読む。
この人は、共産中国で、四人組に迫害・投獄された人らしい。で、
彼自身が、鄧小平の生まれ故郷で取材したが、誰一人として、鄧小平の家系が客家だとは証言していない、という。
これは驚くべきことである。
というのは、英語、中文、日本語、どの Wikipedia でも、鄧小平は「四川省広安県の裕福な客家系地主の家庭に生まれる」と書いているからである。
私もてっきり彼は客家だとばかり思っていた。
また、乾隆帝の血を引いているという伝説もあるらしい。

それはそうと、日本人も西洋人も夫婦は同姓であるから、特に問題ないのだが、
中国人は夫婦別姓であるから、
毛沢東の夫人、つまり江青は、江夫人ではなくて毛夫人と書くのだよなあ。
まさに「夫の人」だわな。
毛第四夫人とか。
江青女史とは言うが、江青夫人と書くのは間違いだよな。

なるほど、最近は「江青女士」と書くのか。ふーん。

ところで、「レナール夫人」の名前が『赤と黒』の中でたった一度だけ出てくるというのだが、
いくらググってもわからない。
レナール夫人というのは町長の名前がレナールだから、その奥さんというに過ぎない。

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