注文が通らない

柏の某大手チェーン居酒屋で昼飯がてら酒でも飲もうと思って入ったのだが、祝日で昼飯時で混んでいて不愉快な思いをした、という話を書く。

私はどちらかと言えば個人経営のなじみの店か、まったく見知らぬ店に試しに入ることが多い。だが私はこの店に学生の頃から来ていて、最近は禁煙になって、料理も安くてうまいから、連れがいて、あまりあれこれ迷わず、安全策を採りたいときには使うことがある。

ところが今日は禁煙席は満席で、三回の喫煙席(ただし電子タバコのみ)という席があいいているというので、私は電子タバコにはそれほど拒否感はないので、仕方なくその席にした。

てんやわんやしているのだろう。そしておそらく、一階に厨房があって三階には比較的不慣れなバイトしかいない、というフォーメーションなのだろうと思うのだが、他の席と注文が前後するなどということが最初からあった。

ランチタイムに酒を飲もうとしたのも失敗だったかもしれないが、生ビールを注文する客は往々にしてとりあえずビールをまず出してもらいたい、と思っている。それが来ず、他の席に先にサワーやカクテルのようなものが届いていたらそりゃあ心証を害するよね?

メニューにはすぐに出ますと言って、煮込みとキュウリ一本漬けと鶏皮ポン酢が並んでいた。生ビールを注文してすぐに出るつまみを数点注文する客が何を期待しているかってことは当然わかるよね?でもすぐにはでてこなかったんだよ。五分以上待たされた。

それでもまあ我慢してギリ許してやろうと思っていた。

ところが、おにぎりを注文しているのに出てこない、金目鯛の造りを注文しているのにでてこない。催促すると金目鯛今焼いてますとかわけわからないことをいう。さらに金目鯛の刺身でなくて、金目鯛と真鯛の合い盛りが出てきた。

要するにフロアー担当の若者が注文をさばききれないんだな。三品頼むと一品忘れる。忘れなくても微妙に違う品が出る。

今のスシローや松屋みたいに、券売機やタッチパネルで注文するようにしてほしい。店員の不慣れで注文が間違っていらいらする、ということは、昭和の頃は日常茶飯事で、そんなことでいちいち怒っていてはきりがなかったかもしれない。若者が仕事をしくじるなんてことは当たり前なのかもしれない。だが今はもう令和である。令和六年だ。そういう若者の不手際を機械で未然に防げばいいじゃん。経営者だってわかってんじゃないのか。

というわけで私は割とこの店気に入ってたのだが、タッチパネルで注文できるようになるまでは行くまいという気になった。

それはそうと向島の桜餅屋、人手不足のため店内飲食は中止しているとのこと。なんなんだろうねこの人手不足というやつは。

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