『巨鐘を撞く者』そろそろ出版

『巨鐘を撞く者』はもうじき出版されると思う。
だいぶ改稿した。
後半部分は、長谷川哲也『ナポレオン~獅子の時代~』とか司馬遼太郎『花神』などに影響を受けた、
今から読み返すと恥ずかしい内容だったが、
その辺(つまり戦闘シーンなど)はばっさり斬り捨てて、
『将軍家の仲人』とかそっちの得意な方向でまとめ上げた。
たぶん今のほうがずっと良い。
たぶん、私は、剣豪がとか、くノ一がとか、岡っ引きの捕り物がとか、そういう戦闘シーンを描くのが、嫌い。
嫌いだから未だに描写が下手だとおもう。苦手。
ていうかそういうの書く人はたくさんいる、いわゆるレッドオーシャン、そっちで勝負したくない。
戦争の描写はあるがそういう個別の戦闘はほぼ無く、戦術に関してはそこそこあり、
主に全体の戦略しか書かない。
自分がそっちの方が好きで自然とそっちの描写に凝るからしかたない。

2010年9月30日〆切の某新人賞に『将軍放浪記』とともに投稿したものだから、
自分の書いたものの中ではかなり古い。

結局パブーで公開していた小説はすべて非公開にした。
パブーは何も悪くないが、kindleで出版するたびにレビューが長引いたり著作権照会されるのは面倒。
もうこれ以上勝手にテキストをコピペされることを防止するためには、やむを得ない。

『歌詠みに与ふる物語』『アルプスの少女デーテ』『セルジューク戦記』『スース』『超ヒモ理論』。
ふー。まだkindle化してない旧作がかなりあるな。
まあいいや。並行して新作の構想を練るとする。

ていうかまず、『阿佐ヶ谷バンディッツ』と『帝都春暦』を全然違う話に改作するって作業が。

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