恩頼図
小林秀雄『本居宣長』第四章 佐佐木信綱によって発見された本居大平による「恩頼図」というものがあり、 これに宣長の学問の系譜が記されている。 大平とは宣長の弟子の稲懸大平という者だったが、宣長の実子・春庭が眼病で失明して以 … 続きを読む 恩頼図
小林秀雄『本居宣長』第四章 佐佐木信綱によって発見された本居大平による「恩頼図」というものがあり、 これに宣長の学問の系譜が記されている。 大平とは宣長の弟子の稲懸大平という者だったが、宣長の実子・春庭が眼病で失明して以 … 続きを読む 恩頼図
小林秀雄『本居宣長』二十三 > 契沖も真淵も、非常に鋭敏な言語感覚を持つてゐたから、決して辞書的な語釈に安んじてゐたわけではなかつたが、語義を分析して、本義正義を定めるといふ事は、彼らの学問では、まだ大事な方法であつた。 … 続きを読む 語釈は緊要にあらず
p. 31 > 批評は小説を切りきざんで分析したりしちゃいけない。まずどっぷりと思う存分、詩的体験に身を浸しなさい。味わいなさい > 『されば、緒の言は、その然云フ本の意を考へんよりは、古人の用ひたる所を、よく考へて、云 … 続きを読む 文学部唯野教授4
> もちろん、小説が嫌いな小説家はいないはずです(たぶん)。 さて。 私が小説家かどうかはひとまずおいて、 私はどちらかと言えば小説が好きだから小説を書いているわけではない。 私は最初は画家になりたかった。 それから歌人 … 続きを読む 高橋源一郎『一億三千万人のための小説教室』
源俊頼とか六条清輔とか藤原定家とか後鳥羽院とか本居宣長とか香川景樹とか萩原朔太郎とか正岡子規とか丸谷才一とかいろんな人の歌論を読んでいるのだが、 こんな風に中世から現代までの和歌を論じたもの、 和歌概論とでもいうか、 そ … 続きを読む 歌学概論
このブログの人気記事 [裏柳生口伝](/?p=8615) はおそらく裏柳生口伝でググった人がみんな見に来てるのじゃないかというくらい、 最近のびが速い。 伊東静雄は [これ以上にないくらい完璧にデジタルテキスト化した人] … 続きを読む 崩し字が読みたい。
丸谷才一「文学のレッスン」のp152に「日本に学者はいなかった」という章がある。非常に困惑する章題なのだが、本文を読んでみると、「近代日本文学では学問が軽蔑されていた」、とか、「小林秀雄は明治憲法で中村光夫は現行憲法だ」 … 続きを読む 日本に学者はいなかった
私は高校生の頃、日本史ではなくて世界史をとったのだが、 それは、日本史というのは世界史が理解できないような馬鹿が取る科目だと思ったからだ。 世界史もわからないのにどうして日本史がわかるのだろう。 日本史というのはローカル … 続きを読む 左翼は良い仕事をした。
なんかうだうだ書きなぐるのもどうかと思うのだが、ここは書き捨て場なので、 読みたくない人は読まないし、 読みたくなくて読んだとしても他人のブログに文句を言うひとはいないだろうと思うから、 これからもあまり遠慮せず書こうと … 続きを読む 読解
小林秀雄の「歴史と文学」というエッセイ読んでる。少し面白い。 > 例えば明治維新の歴史は、普通の人間なら涙なくして読むことは決して出来ないていのものだ。 これを無味乾燥なものと教えて来たからには、そこによっぽどの余計な工 … 続きを読む 歴史と文学