語釈は緊要にあらず

小林秀雄『本居宣長』二十三 > 契沖も真淵も、非常に鋭敏な言語感覚を持つてゐたから、決して辞書的な語釈に安んじてゐたわけではなかつたが、語義を分析して、本義正義を定めるといふ事は、彼らの学問では、まだ大事な方法であつた。 … 続きを読む 語釈は緊要にあらず

高橋源一郎『一億三千万人のための小説教室』

> もちろん、小説が嫌いな小説家はいないはずです(たぶん)。 さて。 私が小説家かどうかはひとまずおいて、 私はどちらかと言えば小説が好きだから小説を書いているわけではない。 私は最初は画家になりたかった。 それから歌人 … 続きを読む 高橋源一郎『一億三千万人のための小説教室』

日本に学者はいなかった

丸谷才一「文学のレッスン」のp152に「日本に学者はいなかった」という章がある。非常に困惑する章題なのだが、本文を読んでみると、「近代日本文学では学問が軽蔑されていた」、とか、「小林秀雄は明治憲法で中村光夫は現行憲法だ」 … 続きを読む 日本に学者はいなかった

左翼は良い仕事をした。

私は高校生の頃、日本史ではなくて世界史をとったのだが、 それは、日本史というのは世界史が理解できないような馬鹿が取る科目だと思ったからだ。 世界史もわからないのにどうして日本史がわかるのだろう。 日本史というのはローカル … 続きを読む 左翼は良い仕事をした。

読解

なんかうだうだ書きなぐるのもどうかと思うのだが、ここは書き捨て場なので、 読みたくない人は読まないし、 読みたくなくて読んだとしても他人のブログに文句を言うひとはいないだろうと思うから、 これからもあまり遠慮せず書こうと … 続きを読む 読解