この年になると何もしなくても勝手に仕事が勝手に増えていく。逆に体力は落ちていくから、何もしなくてもだんだんに生きるのがしんどくなる。昔書いたものの手直しだけでも膨大な作業量になる。
では何をすべきかといえばできるだけ仕事を減らし、できるだけ遊びを減らして、ひまな時間を増やして、疲れないようにしなくてはならない。人間関係も減らす。娯楽も減らす。とにかく減らす。あと物を減らす。物があるとそれだけ手間が増えるから、可能なら減らす。消耗したらできるだけ補充せずに増やさないようにする。何もかもマイナスにマイナスになるように考える。
楽しいからといって遊びを増やしたり、やりがいがあるからといって仕事を増やしたりするととても大変なことになる。
退屈でどうしてもなにかやりたくなったらまずその日どうしてもやらなくてはならないことから手をつける。お茶をいれるとかご飯を炊くとか歯を磨くとか部屋を片付けるとか服を片付けるとか。そうしたことでなにかやりたい気持ちや何かをやろうと思えばやれた時間などを消費して、なんかやった気分になる。いや実際になんかやってるわけなんだけどね。
それでもまだなにかやりたくなったら将来どうせやることになる仕事を片付ける。ここで大事なのは余計な仕事を増やさないことだ。逆に仕事を減らすことだけをやる。定年退職したあとはしらんが、退職するまではずっとそれでいく。