お多福の磁気付健康サンダル

お多福の磁気付健康サンダル

医療用具製造業許可番号36BZ0028

製造・販売元: お多福産業株式会社
徳島市新南福島2丁目4番25号
TEL 徳島 (088) 653-7711

販売名: 磁気付健康サンダル

接触部磁束密度: 70mT~110mT(1個あたり)の永久磁石を1足に6個装着。

使用上の注意

  1. 本製品は、履物以外の目的に使用しないでください。
  2. 使用に際して不快感がある場合にはおやめください。
  3. 本製品は、磁気効果を目的として作られたものですから、
    1日7時間以上ご使用にならないと効果が認められないことがあります。

お多福の健康サンダルはおそらく1970年代にテレビCMなどで急速に普及したが、
類似品に圧倒されて本家お多福は一時倒産に追い込まれたものの、
今でも細々と売られている。
初期の健康サンダルは「デコピカマグネット」などと言って、
指圧効果があるとされるいぼがたくさん並んでいたように思うのだが、
今ではつるっとしている。
常用するにはあまりにも履き心地が悪かったからではないか。
今でもいぼがいっぱい付いた健康サンダルもどきが売られているようだが。
健康サンダルの末裔は今ではベランダサンダルとしてそれこそ二束三文で売られている。

私は子供の頃から健康サンダルを愛用しているが
いろいろと不満もある。
磁石は砂鉄が付いたり取れたりするからむしろなくても良いと思うし、
足の裏の部分に張ってあるシールなどはがれやすく汚いし、
つま先部分が折れて切れやすいし、
サンダルのかかとの部分の隙間に小石が挟まりやすいとか。
しかしそれでも健康サンダルは履き心地最高。
ほかのサンダルを履きたいとは思わない。
たまに他のサンダルを履くとたちまち足が痛くなりまめができる。
サンダルのデザイナーには良心の呵責というものはないのだろうか。
ホーキンスのサンダルはなんか暑苦しそうだし。
昔はカリプソタイプ(鼻緒が付いてるやつ)の健康サンダルもあったのだが、
今では入手できない。
もし手に入るなら10足くらいは買いだめするだろう。
私は、かつてお多福磁気付健康サンダルがあれほど売れた本当の理由は、
履き心地がそれまでのサンダルに比べて遙かに優れていたからではないかと思う。
もっとうまいやり方があったんじゃないかなあ。

おおっ。
ネットを探していたら

こんな画像

が。
私が最近履いているのは「紳士オリジナル」というもので、
結構好きだったのは「紳士ニューカリプソ」というものだったようだ。
「紳士クロス」というのも見かけたような気がする。

むむ。こちらが
お多福産業本家か?
サイズにLLがあるのは「オリジナル」だけなのか。

便利なタレント

某キー局の番組で小太りでめがねをかけたよくわからん髪型(染無直毛長髪?)
の野太い声の女性のレポーターが出てきて、
猛暑でもうしょうがないというようなくだらない取材をしてて、
しまいにはよみうりランドのプールに飛び込み台から飛び込んでみせたりしていたのだが、
なんでこんな美しいともなんともいいがたい水着姿をみさせられなくてはならなかったのかと、
タレントがドタキャンしたのでADか何かが代役をやらされたのかと、
首をひねりながらみていたら、
スタジオのタレントたちも同じようなことを口々に問題にし出して、
どうやらあの女性はフリーのジャーナリストで、
あのようなレポーター役をみずから望んでやっていて、
おそらくはディレクターか何かがおもしろがってわざと使っているらしかった。

スカパーやテレビ神奈川に素人レポーターや無名の新人タレントが出てきても、
当たり前すぎてなんも違和感はないが、
キー局の番組にああいうのが出てくるとさすがに違和感を通りこして異様というか奇怪な感じ。
裏返して言えば、キー局というのは専門のタレントによって体裁を保っているのだ。
番組の企画や脚色がどんなにつまらなくても、
タレントがへらへらっとコメントすればなんとかサマになる。
タレントというのは実に便利なもので、
それでそれ以上視聴者も追求したりはしない。
まあテレビだからと。
つまらんがタレントがうまくフォローしたなと。

私はカブ・ドットコムのCMが非常に好きなのだが、
ほとんどネームバリューのない会社が、無名の俳優だけ、
美しくもなんともないむさ苦しい男だけ使ってアイディアとテンポだけで勝負している。
タレントというのはつまり便利な記号なので、
金で記号を買って配置すればどんなくだらないシナリオでもみれてしまう、
というかシナリオを隠蔽しさえする。
タレントと内輪受けというのは本質的には同じものなんで、
ただ内輪受けというのが身近な人間であるのに対してタレントはほとんど全国の人たちに知られたひとというだけだ。
で、タレント使い回しの方がクライアントも制作側にしても自己責任で努力しなくてすむんだけど、
そういう便利なツールに頼らず直球勝負しててしかもすごくおもしろいところがすきなんだよな。