生きた痕跡

去年の暮れから異様に太ってしまってとりあえずそれをなんとかしようと思っている。酒を飲むのも当分の間やめようと思っている。酒を飲むことで気分を切り替えストレスを発散し飲んだらすぐに寝れるというのはメリットではあるのだが、そういうことはこれまでもうずいぶんやってきたから飽きたというのもあるしそれほど未練もない。酒が体に悪いのは明らかだ。それに酔うと食べ過ぎてしまう。人生楽しまなけりゃ損だという気持ちが強かったが、楽しもうが楽しむまいが大差ないと思うようになってきた。

食事を控えて酒を飲まないとなると時間が余る。定年退職したらなおさら余る。余ったら何をしようかと思うが、そもそも夏目漱石も正岡子規も頼山陽も明治天皇も60前に死んでいるのだから、60過ぎて何もやることがなくても全然普通だし、逆に60過ぎても何かやろうというのが間違いなんじゃないかという気がしてくる。

伊東静雄は46才で死んだ。私も46才で一度死にかけたのだが死に損なってまだ生きている。伊東静雄は46才までに十分な仕事をしたが私が46で死んでいたら私はこの世にほとんど何の痕跡も残さなかっただろう。あと数年はまだやり残したことがあるがその先はそもそも生きている意味がない。年上の人に何を生きがいに生きているのか、生きていて何が楽しいのかと聞くとたいてい楽しいと答える。そう答えない人に会ったことが今のところない。

私の場合46才で体を壊してからさんざんひどい目にあってきたので、それでもううんざりしているのかもしれない。

とりあえず昔のズボンが履きたい。

世の中には能警察などという人たちがいるらしいので、能について自分の解釈があっているかどうかつい gemini に聞いてしまった。gemini の解釈は私の解釈に近い。

幽玄についても聞いてみた。私がそれはちょっと違うんじゃないかというと gemini は私の考えに寄せてくる。AI の考えと私の考えの中間くらいの第三の解釈を出してくる傾向がある。そりゃまあそうで AI は自分の考えに確信があって言っているのではない。単にマルコフ連鎖の結果を出してきているに過ぎない。そこに私の考えが加わるとマルコフ連鎖の結果も変わってくる。それがユーザーに同調しているようにも見える。

AI は人間とのやりとりもまた学習に使っているのだろうか。そうやってどんどん賢くなっていくのだろうか。

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