千里眼と順風耳

西遊記を読み始めたのだが、昔読んだときと違いすごく面白い。
昔は、いちいち漢詩が出てくるところがうざかったのだが、
漢詩がわかってくるとそれがまた余計に面白い。
原文で読みたくなる。

こういうのは子供のころはただ苦いまずい臭い食べ物や飲み物が、大人になると好きになるのに似ているのかもしれん。

玉皇(天帝)というのが出てきてその武将に千里眼と順風耳というのが出てくる。
千里眼は日本人にもよく知られているが、順風耳はよくわからんのだが、
おそらく対比で言えば、
千里眼は遠くのものも良く見える、順風耳は遠くの音まで良く聞く、という意味なのだろう。

検索してみると、媽祖に仕える二神というが、もとは媽祖に限ったのではないのだろうと思われる。
道教の聖廟の正門の左右にちょうど一対の仁王像のようにたっている。
ということは仁王像と同じで、もとはインド由来なのではなかろうか。

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