先ほど、地元の店で開かれた久保田の試飲会に行ったばかりだ。
千寿、紅寿、碧寿、万寿、そして原酒の五種類。3500円で乾き物とおでん付き。
どこの店とは言えぬが実に良心的な値段設定だと思う。ママには感謝する。
最初に飲んだのは紅寿。
甘くて癖のある酒。嫌いではない。
次に飲んだのは碧寿。紅寿と飲み比べると、甘みが少ない。マイルドで飲みやすいと言える。
しかし個性は少ない。
次に原酒を飲む。
アルコールが強い。しかし、思ったよりも味がない。
うまいとは思わないが、珍しいものなので、飲む機会があれば一度飲んでみると良いと思う。
その次に千寿。良く飲む機会があるのだが、あまり味がない。そうだな、日常的に飲むには良いのかもしれないが、
良くも悪くも個性的な酒が好きな私には、むしろ百寿の方が好きだ。
思うに、この原酒というのはアル添であるから、おそらくは百寿や千寿の原酒なのだろう。
純米の紅寿、碧寿、万寿の原酒ではありえない。
こちらの原酒はたぶん朝日酒造としては秘中の秘であって、公開できないのだろう。
いつか飲んでみたい気はする。
思うに、碧寿とは、紅寿の個性を殺してマイルドにしたものだと思う。
万寿とは、紅寿の個性を殺さずにマイルドにしたものだと思う。
そこが、紅寿、碧寿、万寿の値段設定になっているのだろう。
これとは別に百寿、千寿の系列があるのだろうと思う。
では私が普段どれを飲みたいかと言われれば悩む。敢えていえば紅寿だろうか。
その次には百寿。
万寿はねえ。高いからなあ。飲んでも良いけど。
万寿は最後に開けたのだが、そのときカウンターにグラスが積んであったので変えさせてもらったのだが、
ママが「どうしてあなただけグラスを替えるの。みんな同じグラスで我慢しているのに。みんなに謝りなさい。」
などと言われて困った。そういうルールならばそう言ってもらえばよいのだが。
で、とりあえず全部飲んだので、自分だけ先に会計して帰ろうとしたら
「あなたはやることが汚いわ」と言われた(笑)。
あとは翠寿というものがあるらしいのだが、季節限定らしく、今日は出なかった。
今回私は真剣勝負で、久保田の酒の飲み比べをしてみた。正直疲れたので、バーでブラウマイスターを一杯飲んで、
多少バカ話をして帰った。