亦不知其所終 田中久三 aka 田中紀峰のサイト。

Archive for 2月, 2006

後宮小説

02.11.2006 · Posted in 読書

「後宮小説」をやっと読み終えた。 なんかへんてこな話だと思った。 時代設定的には明王朝くらいの中国の話なのだろうが、 登場人物の名前や固有名詞が漢語和語英語ごちゃまぜで、 わざとだとは思うが混乱する。 そこが新鮮かといえばそうなのだろう。 知らずにやってた可能性も否定できないのでないか。 25才の処女作だし。 「墨攻」あたりだともっとうまく繕って普通に歴史小説として読めるのだが。 どこかで中島敦的なものを期待するからかもしれんがだいぶ違う。 しかし「墨攻」にしろ「後宮小説」にしろ漫画かアニメから先に見たのだから、 それはどうなのだろう。

最初「後宮小説」アニメ版を見たときなんと地味なアニメか誰が何の目的で作ったのと思ったが、 劇場版ではなくてテレビ放映で、 ファンタジーノベル大賞という最初からアニメ化を前提としてもうけられた賞の一回目の大賞を受賞したというのが、 その理由だったかも。 手塚治虫を審査委員長にして大賞がもらえれば同時にアニメ化もしてもらえるという壮大な計画だったような気がする。

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女系天皇制

02.10.2006 · Posted in 雑感

思うに女系天皇制について皇族が発言するのはけしからんというが、 憲法は主権は国民にあるのだから、 天皇は定められた国事行為を行う以外に政治権力を有さないし、 なんか問題があったら内閣が責任とれと言っているだけだろう。 また天皇は日本人ではあるが日本国民ではないから、 憲法による基本的人権の保証などない。 憲法を普通に読めば天皇と国民は対立概念であって、 国民に天皇が包含されるなどとはとても読めまい。

憲法は国民のために書かれたもので 「天皇の人権」について憲法で保証する必要などないし、 そもそも明文化する必要すらなかろう。 思うにだいぶ以前から非公式な皇族内の会議がたびたび開かれて一応の合意形成があり、 首相かごく一部の識者がその意向を受けて皇室典範改正の運びになったに違いない。 内閣や有識者会議が勝手に決めるはずはない。 表向きは主権者たる国民の中から正当に選ばれた首相である小泉氏が有識者会議を開いて決めたことになっているが、そんなものは半分茶番、 茶番と言って悪ければ単なる儀式だろう。 そう考えるのが普通ではないか。 小泉首相も言いたくて仕方ないかもしれんがそんなこと絶対しゃべるはずがない。 まさか車屋の社長が勝手に決めるはずがなかろう。 そこまで一応根回ししておいてなお出てくるのはたぶんイレギュラーな発言だと思うがな。

おそらく皇族の中でも意見の対立はあるんだろうが、 皇族は長い歴史の中で何度も親子兄弟の殺し合いもやってきて何千年も続いているのだから、私らが心配しなくても何らかの形で調停されて存続するだろう。 少し政治問題化したくらいどうってことないのじゃないか。

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