転居はチャンスでもありリスクでもある。その土地に引っ越すということはその土地のアラが突然見え出すことでもある。深く知れば知るほどその土地が嫌いになるということもあり得る。京都なども旅行でたまに訪れているうちは良いが実際住んでみると、下水の匂い、民家の古いカビの匂いなどが気になってくる。浅草もそうだ。
必ずしも浅草や京都の問題ではなくて賃貸物件の問題もあるんだろうが、転居した直後はいろいろ憂鬱になるのはマリッジブルーと同じ原理だろうか。
とにかくも街中なのでいろいろと生活音などが気になる。カラスが真夜中でも飛び回りながら鳴いている。真っ暗ならば鳴くことも喧嘩することもなかろう。ゴミが路上にほぼむき出しで捨ててあるからカラスが繁殖する。どうにかならんのだろうか。
サッシが古く窓ガラスがペラペラなので外の音が筒抜けだ。むしろ隣の部屋の音が直接聞こえることはほとんどない。ホテルに泊まって廊下でしゃべる声などが丸聞こえで隣の部屋の声は聞こえない、というのと同じようなものだろう。
結構犬を飼っている人がいて散歩させている途中に犬どうし喧嘩しているのかでかい声で吠える。
車の通りが少ないところを選んだつもりだが、一通の裏通りのはずだが、車が通ればうるさい。トラックはやはりうるさい。原付ははやく死滅すればよいのにと思う。街中は原付は禁止してすべて電動自転車か何かにしてはどうだろう。
路上喫煙者が非常に多い。浅草ではいたるところで道端ですぱすぱ吸っている。上野駅の歩道橋などにも突然むき出しの喫煙所がある。囲って高い煙突をつけてほしい。
自転車に乗ってる連中の(特に年寄りの)運転が雑。浅草辺りはずっと平らなので自転車が非常に発達している。上野、湯島、神田辺りにいくととたんに坂になる。
割といらいらしているのが、トイレの水が完全に止まらないってことだ。微量の水が常に流れ出ているし、タンクの中でもぽたぽたしずくが落ちる音が常にしている。漏水というほどのものではあるまい。大で流すとだいたい止まるが完全に止まったわけではない。小で流すとかなり流れっぱなしになる。この症状は私が以前借りたマンションとまったく同じ。
たとえひと月にふろおけ一杯分の水が失われているからといってさほど大した金額にはならんのだろうが、どうしても気になる。最初が肝心だと思うから一応管理会社に言ってみる。ウォシュレットなんかつけなくていいからこういうところをきちんと直しておいてほしかったなあ。まあしかしそんなこんなをみんな含めて浅草暮らしを体験するしかない。もう部屋は借りてしまったのだから。
人型寝袋を買えば自分の体の熱で温まるから安上がりだと思う人間なので、余計気になる。
浅草に住んで毎日飲み歩いていたら体を壊して死んでしまうから逆に節制しなくてはならんと思い始めた。
台東区と荒川区と千代田区の雰囲気は明らかに違う。気のせいかもしれないが区の境で何かががらりと変わる。入谷とか山谷辺りはまだ浅草って感じがあるが、泪橋辺りまでくると急に風景が雑になり、雰囲気が変わる。上野は台東区のうちだが、黒門町を過ぎて千代田区に入るととたんにクラクションを鳴らして歩行者をおどかすやくざな車が増えてくる。まだ浅草界隈のほうがまし、という気になる。
網戸の建付けが悪く傾いていて、隙間が空いていて虫よけにならない、を追加。不動産屋ってこういうことを一年中ずっと考えてなきゃいけないんだろうな。私なら精神を病みそうだ。
蛍光灯って2027年に生産中止するんだよな。まだちょっと先だが、どうするんだろう。これって大屋さん負担で交換するよね?
朝10時か11時頃に厨房で海苔弁を作ってあったかいまま並べてくれるスーパーは貴重だ。なかなかないね。探すとあるかな。
ツイッターは下衆になった。私が嫌いなテレビや新聞や雑誌の同類になった。だから何を読んでも面白くない。見ないのが一番良い。知り合いのツイートだけ見れば十分。