新御徒町、というより、佐竹商店街に、「佐竹や」という店があって、私はあまりブログでお店の紹介はしないのだが、どうもこの店は情報が少なすぎる。何曜日何時に開店するということがどこにも書いてないし、店の前までいくと確かに何時から開くと張り紙がしてあるのだが、現地にいかねばわからぬのでは意味が無い。しかもその張り紙どおりに開店しないこともある。
それで最近は開店中は instagram でライブ配信するようにしたという。これならインスタグラムを見れば店をやっているかどうか、誰が店に立ってやってるかがわかるというわけだ。
この店は鹿児島出身の「社長」と呼ばれている人がやっていて、鹿や熊、アナグマなどのジビエ肉を中心に、いろんなメニューが張り出されているのだが、仕入れが少なくて今年の分は今日で終わりみたいな、すぐに売り切れそうなものははじっこの目立たないところに貼ってある。ゼンマイの酢味噌和えとかセリの白和えとか。それがまたうまい。それでここは油断のならぬ店である、と思った。
社長の他にもう一人、トリトン海野さんという芸人さんがいることがある。ラッパ漫談というものをやる人で、落語家の名は愛国亭日の丸という。話をするととても楽しいが、話芸を商売にする人であるから、タダで聞くのは気が引ける。こないだは競輪や競艇なんかのオンラインの賭け事の話をしていた。自分では誰が当たるかわからんので良く当たっている人に乗っかってその人が賭けるとおりに自分も賭けるのだそうだ。その乗っかられる人は、競馬の予想屋のように儲かる仕組みになっているのですかと聞くと、いやそうではない。ただ大勢に乗っかられるのが好きでやってるだけだという。
競馬も今はそうやってスマホアプリで賭けられるという。スマホで賭けると儲かってもすべて税務署に収入を知られてしまうので面白くないんじゃないか、みたいな話をしたのだが、いや、一度に100円とか200円くらいしか賭けないから儲かったところで大したことはないという。確かにそういう遊び方もあり得る。競馬だと土日しかやってないが、競輪競艇だと毎日平日でも日本のどこかしらでやっているから、いつでも賭けられるんだそうだ。まあそういう遊びもやってみたら面白いのかもしれん。
違法なオンラインカジノとかオンライン賭博というものではなくて、「インターネット即時投票会員」というものになってスマホで舟券を買ったりするのだという。こういう遊びが流行るとますますわざわざパチンコ屋に行く客は減るよな。自宅でだらだら酒飲みながらスマホで賭ける。楽で良い。或いは仕事の合間にチョコチョコ賭けられる。むしろ楽過ぎて便利すぎて大丈夫なのかとも思う。大阪万博跡地にカジノを含めたIR (integrated resort) を作るって話があるけど、スマホで合法的に博打ができるんじゃ、みんなスマホで済ませるんじゃないのかなあ。
まあしかし株もあれはあれで立派な賭博だとは思うのだが。