私は1990年代の初め頃にアメリカに行ったことがあるのだが、あの頃は日本はまだ電子立国日本と呼ばれ景気が良く、アメリカはGAFAMなどまだ影も形もなく絶不況だった。バック・トゥ・ザ・ヒューチャーなどみると雰囲気がわかると思う。町中には浮浪者や詐欺師がごろごろいて治安は最悪だった。その後アメリカは景気が良くなって、一時期治安も良くなった。ところが最近は景気がそこそこ良いまま治安がものすごく悪くなってきた。
昔は景気が良ければ治安がよく、景気が悪ければ治安が悪かった。わかりやすい世の中だった。今は景気が良いと同時に治安も悪い。金融工学なんかが発達してしまったせいで、世の中の矛盾や借金なんかがどこか見えないところにどんどん詰め込まれて濃縮されて居る感じ。借金をコントロールできればバブルははじけない。バブルをはじけさせない技術だけが発達して、とんでもないことになってる気がしないか。
日本は景気が良いわけでもないが、薬漬けの浮浪者が路上にごろごろしているわけでもない。当たり前のことだが、要するに、欧米が異常なだけなのだろう。
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