京町屋

豪雨の関東を脱出してなぜか京都にいた。
雨も降ったが割と晴れていた。
普通のホテルではなくて町屋一棟借りて住んでみたのだが、
町屋というのはいわゆる一軒家ではない。
棟割り長屋、つまりテラスハウスであって、
長屋でないとしても、隣の建物と完全に密着して建てられているから防音というものがない。
実際隣のうちの声など聞こえてくる。
上下左右が他人のうちである賃貸マンションよりは少しましかもしれないが、
やはり全然落ち着かない。
そのうえ下水臭かったり、蚊が入ってきたりしてかなりやばい。
まだ六月の初めだからよかったが夏に借りたらどうなっていたのだろう。
よく見ると京都にはまだまだ町屋建築がたくさん残っているようだが、
空襲がなかったおかげだろうが、
いまさら私はこんなところには住みたくないなと思った。

日本建築はすばらしいとは思う。
銀閣寺東求堂なんかには実際住んでみたいと思う。
それは庭付き戸建てだからである。
町屋は所詮賃貸長屋である。
あれをわざわざ良いというのはどうかと思う。
東求堂にしてもエアコンは効かないし虫は入るだろう。
私の子供の頃ならともかく今は逃げ出すかもしれん。
特に夏や冬。

六人、いや、下手すりゃ十人くらいはなんとか泊まれるからそういう大人数で行くのには良いかもしれん。
例えば女が二階に、男が一階に、シェアハウスみたいにして泊まれば案外割安ではなかろうか。

だがまあこれからは自分は四条とか七条あたりの普通のビジネスホテルに泊まると思うわ。

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