雪を待つ春雨の夜に詠める歌五首:
> 明日もまた雪はふるらしひと月も待たで桜は咲きそむるとも
> 今さらに雪は降らめや雨だれの音もしづけき夜もあけなば
> めづらしく酒も飲まずに籠もりけりゑひ飽きにける春雨の夜
> 雨はゆき雪は雨にとかはるらむなまあたたかき春のよはかな
> 春雨やいそぐともなきこよひこそこころしづけく家ゐすべかれ
がらにもないと言われそうだな。
さらに。
> 春の野の雨のたまれる土のうへを歩かまほしきここちもぞする
> うすぐもり梅咲きのこる川のべを歩かまほしきここちもぞする
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