やる必要の無いことをやっている。

そろそろ60才になり、65才の定年まであともう少しとなった。

この年になって今更あくせくとし、新しいことを覚えなくても良いのではないかと思う。むしろ今やっていることで、どうせ後に残らないものは順番にやめていくくらいでちょうど良いと思う。

20代の頃にやった仕事、20代の頃に詠んだ歌でも、良いものはある。最近始めたことでも意味の無いことは、人生の無駄だからできるだけ早くやめたほうがよい。

昔読んで面白かった本も今読むとあまりにひどいもの、中身がまったく無いと思われるものがある。もちろんそれらの本は私の肥やしになっており、それらの本を読んだ結果今の私の考えがある。役には立ったわけだが、実に悲しい気持ちになる。

今私が本業でやっている仕事、つまり給料をもらってやっている仕事だが、世の中の役に立ってなくはないとは思うけれど、私が定年で辞め、私が死んだ後には何の価値もない仕事だ。要するに、給料をもらえるからやっている仕事、職場で必要とされているから役目としてこなしている仕事だ。私の後継者など不要だし、何も残すことはない。定年がくれば仕事場から私がいなくなるだけのことだ。仮に私の仕事を誰かが引き継ぐとしても私の代わりはいくらでもいる。代わりのいる仕事をわざわざ私がやる必要はない。

すでに私がやったほうがやらないよりは良い仕事というのはやり終えているので、死ぬまで何もやらなくても良いのだけど、収入はないよりあったほうがよく、生きていられるなら長く生きたほうが良いから働いている。ただそれだけだ。そして、生きているうちに自分の理解者を増やして、それらの人たちから何かフィードバックをもらって、自分の仕事の完成度をもう少しだけ高めたいなという、あんまりプライオリティの高くない仕事に関心がいってしまうのが困る。

文章は練れば練るほど良くなるから、ちまちまいじっているが、しかしこれとてやらなきゃやらなくても済むことだ。

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